トレンドマイクロがオフライン端末の検査用ツール

ネットにつなげない制御用PCをUSBでウイルスチェック

2010/02/09

 トレンドマイクロは2月9日、USBメモリ型のウイルス検索ツール「Trend Micro Portable Security」を発表した。製造機器の制御用PCなど、インターネットに接続していない端末のウイルス検索、駆除を行う。

 トレンドマイクロによると、インターネットに接続していない端末では、パッチ適用などのアップデート作業やデータの受け渡しの際にUSBメモリなどのリムーバブルメディアを利用しており、これを介してウイルスに感染する事例が報告されているという。Trend Micro Portable Securityは、ウイルス対策ソフトのインストールを行うことなく、こうした端末のウイルス検索、駆除、隔離を行う。

 Trend Micro Portable Securityにはウイルス検出エンジンとパターンファイルが格納されており、端末に接続するとローカルディスク内にテンポラリフォルダを作成し、検出・駆除作業を実施する。パターンファイルのアップデートは、別に用意するインターネット接続可能な管理サーバを介して行う。ログ情報も同様に、管理サーバに集約可能だ。

 Trend Micro Portable Securityの対応OSはWindows 2000 SP4およびXP Professional SP1/SP2/SP3で、価格はUSB本体込みで1本当たり2万4800円。3月31日に受注を開始する。

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(@IT 高橋睦美)

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