タイムスタンプサポートなど多くの機能を追加

11年の時を経て、「OpenSSL 1.0」リリース

2010/03/31

 OpenSSLプロジェクトは3月29日、オープンソースのSSL/TLS実装である「OpenSSL 1.0」をリリースした。1998年のプロジェクト開始以来、11年以上の時を経てバージョン1.0が公開されたことになる。

 OpenSSLは、SSLeayをベースにした暗号化ライブラリで、Apacheライセンスの下、オープンソースソフトウェアとして公開されている。ApacheなどのWebサーバと組み合わせ、暗号化通信を行うために利用されてきた。

 バージョン1.0では、PVKファイルおよびキーブロブのサポート、Cryptographic Message Syntax(CMS)のサポートなどに加え、デフォルトキーフォーマットをPKCS#8に変更した。また、複数の署名者に対応するなど、PKCS#7やCMSの実装が強化されているほか、RFC 3161に規定されているタイムスタンプのサポートなど、数多くの機能が追加されており、同プロジェクトでは早期のアップグレードを推奨している。

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(@IT 高橋睦美)

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