SMB市場に向けた浸透を狙う

メッセージラボ、成果報酬型のパートナープログラムを展開

2010/05/17

 シマンテックは5月17日、メッセージラボのサービスをベースとした「シマンテックホステッドサービス」のパートナープログラムに、成約に対してコミッションを支払う「アソシエイトプログラム」を追加した。パートナー数を増やすことで同サービスの拡大を狙う。

メッセージラボジャパンカントリーマネージャ 山本誠治氏 メッセージラボジャパンカントリーマネージャ 山本誠治氏

 シマンテックホステッドサービスは、メッセージラボのメールおよびWebセキュリティをSaaSで提供するもの。メッセージラボジャパンカントリーマネージャの山本誠治氏は「アソシエイトプログラムは、日本におけるSMB向けの市場拡大のための施策」と述べる。山本氏によると、同社サービスの導入規模が日本と海外では異なるという。海外の導入事例では利用者数が1社につき約300人程度だが、日本では約1000人であり、大規模企業での導入が多い。海外でも同様の成果報酬型パートナープログラムを展開しており、SMB分野ではアソシエイトプログラム経由の導入が半数を超える。同プログラムの日本展開により、同社サービスをSMB市場にも浸透させることを狙う。

 アソシエイトプログラムの契約作業やサポートはメッセージラボジャパンが直接行う。アソシエイトプログラムはWebからの登録が可能で、「SI業者やベンダだけでなく、地方の商工会議所などの参加も想定している」(山本氏)という。

 同社のサービスは電子メールの暗号化やスパム排除、アンチウイルスなどの機能を、シマンテック/メッセージラボがホストするサーバで処理するもの。利用者はメールのMXレコードを変更するのみで、特定のハードウェア設置が不要なことが特徴。

(@IT 宮田 健)

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