デスクトップ仮想化環境対応やモバイル、Mac/Linux対応も

F5、VMware上でも動くSSL-VPN製品「FirePass 7.0」を発表

2010/07/22

 F5ネットワークスジャパンは7月22日、同社のSSL-VPN製品の最新バージョン「FirePass 7.0」を発表した。アプライアンス製品に加え、VMware ESX/ESXi4.0で動作する「FirePass VE(Virtual Edition)」も併せてリリースする。

 FirePass VEはVMware上で動作するSSL-VPN製品で、従来のアプライアンス製品で提供したリモートアクセスの全機能を提供する。Webブラウザでのアクセスに加え、ActiveXによるトンネリングにより、メールクライアントやFTPクライアント経由で企業ネットワークへのアクセスが可能。7.0ではデスクトップ仮想化環境への対応も強化し、VMware VIEW/Citrixスマートアクセスをサポートしている。これにより、会社外のネットワークからデスクトップ環境を利用できる。

 対応するクライアントはWindows 7(x64対応)/Mac OS X/Linux(x64対応)に加え、iPhoneなどのモバイルデバイスも利用できる。BIG-IP Edgeクライアントを用意しており、ロケーションに合わせたプロファイルを自動識別する機能やWindowsログオン情報を再利用できる機能など、使い勝手を向上させている。

 検証用ライセンスという位置付けのFirePass VE LABは16万円(税別)。同時接続数100ユーザーのFirePass VE 100は144万円。最大2000ユーザーまでのパッケージ(528万円)を用意する。なお、従来どおりアプライアンス版のFirePassも継続して提供を行う。

FirePassのアプライアンス版 FirePassのアプライアンス版

(@IT 宮田健)

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