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一時的な回避策は「なし」
BIND 9にDoS攻撃につながる脆弱性、アップグレードを推奨
2011/07/06
7月5日、DNSサーバソフトとして広く利用されている「BIND 9」に、リモートからのDoS攻撃につながる脆弱性が発見されたとし、Internet Systems Consortium(ISC)や複数のセキュリティ機関が注意を呼び掛けた。
ISCの情報によると、この脆弱性はBIND 9.6/9.7/9.8系列に存在する。実装上の不具合により、細工が施されたDNSパケットを受信するとnamedが異常終了し、DNSサービスを提供できなくなる恐れがある。この攻撃は、権威DNSサーバとして動作しているときだけでなく、キャッシュDNSサーバとして動作しているBIND 9にも影響する。
問題を解決するには、脆弱性を修正したBIND 9.6-ESV-R4-P3/9.7.3-P3/9.8.0-P4へのアップグレードが必要だ。BIND 9自身が備えているアクセスコントロールでは、この脆弱性を狙う攻撃を防ぐことはできず、残念ながら一時的な回避策は存在しないという。
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