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「パスワードの保護が重要」と呼び掛け
IPA、ネットバンクでの不正アクセス被害に注意喚起
2011/08/04
情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターは8月3日、国内のインターネットバンキングで不正アクセスが相次いでいることを踏まえ、パスワードの強化・管理をはじめとする対策を講じるよう注意喚起を行った。
IPAによると、6月下旬以降、日本国内のインターネットバンキングで不正アクセスの被害が増加している。主な手口は、不審なメールを通じてフィッシングサイトに誘導されたり、PCにスパイウェアを仕掛けられたりして、パスワードなどの情報を窃取されるというもの。これを用いてなりすましが行われ、振り込み被害など実害が生じているという。
IPAでは改めて、「セキュリティパッチを定期的に適用する」「極力新しいバージョンのソフトウェアを使用する」「不審なサイトや心あたりのないメールは開封しない」といった基本的なセキュリティ対策を心掛けるとともに、「パスワードをいかに保護していくかが重要」と指摘した。
具体的には、推測されやすいパスワードなどを避け、「パスワードを強化する」こと、複数サービスで同一のパスワードを使い回さないようにし、「パスワードを適切に管理する」こと、信頼できる端末でしかパスワードを入力しないようにし、「パスワードを適切に利用する」ことなど。また、手元のPCにスパイウェアなどを仕掛けられないよう、不審なメールやサイトに注意し、またフィッシングサイトに誘導されないよう心掛けるなどして、「パスワードを盗まれないよう注意する」ことも挙げている。
さらに、インターネットバンキングサービスなどでワンタイムパスワードを提供している場合は、それを利用することも推奨している。
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