IPv6対応も計画

IIJがDDoS対策サービスを強化、3Gbpsクラスの攻撃に対応

2012/02/02

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は2月1日、「IIJ DDoSプロテクションサービス」を発表した。2012年3月に提供を開始する。

 同社は以前から、顧客のインターネット回線やサーバなどをDDoS攻撃から守る「IIJ DDoS対策サービス」を提供してきた。IIJバックボーン側に、DDoS攻撃専用の防御装置を設置してネットワークを常時監視し、DDoS攻撃の特性を持つ通信や、平常時をはるかに超える異常な通信を検知すると、アクセス制御や帯域制御を実施するというサービスだ。正常な通信のみを適切に許可することで、企業Webサイトの正常な運営を継続できるよう支援する。

 IIJ DDoSプロテクションサービスは、これを拡張し、より大規模なDDoS攻撃へ対処できるようにしたものだ。防御装置をより拡張性の高い機器に変更し、標準で3Gbpsまでの攻撃に対応できるようにした。同時に、単純なDDoS攻撃だけでなく、手の込んだDDoS攻撃についても検知できるよう精度を向上させ、より高い確率でサービスを継続できるようにする。将来的には、IPv6への対応も計画しているという。

(@IT 高橋睦美)

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