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サポート対象外のバージョン3.0.37にもパッチ提供
Sambaに深刻な脆弱性、早期のアップデートを
2012/04/12
オープンソースのファイル共有サーバ「Samba」に、リモートからroot権限で任意のコードを実行できる、極めて危険な脆弱性が存在することが明らかになった。Samba開発チームは4月10日、この脆弱性を修正した「Samba 3.6.4/3.5.14/3.4.16」とパッチを公開し、アップデートを推奨している。
この脆弱性はSamba 3.6.3以前に存在する。Sambaのリモートプロシージャコール(RPC)生成機能に問題があり、細工を施したRPCコールによって、任意のコードの実行が可能になってしまう。コネクション接続時の認証も不要なため、危険性は極めて高いという。
設定ファイルの「smb.conf」で、アクセス可能なクライアントを制限する(外部向けに無防備にSambaサービスを公開しない)ことでも問題は回避できるが、根本的な解決にはならない。できるだけ早期に最新バージョンにアップグレードするか、パッチを適用することが推奨される。
なお、問題の危険性に鑑み、すでにサポート範囲外となっているバージョン3.0.37にもパッチを提供するほか、Samba4 alpha18には、バージョン3.6向けのパッチが適用可能という。
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