1000万ドルの資金を調達

OpenStack Foundationが発足

2012/09/20

 OpenStackプロジェクトは9月19日(米国時間)、OpenStack Foundationを設立した。今後は非営利団体として活動を拡大していくことになる。OpenStackのホームページによると、同プロジェクトは現在約5600人、850の組織が参加。Piston Cloud Computingのプレスリリースによると、同プロジェクトは9月時点で1000万ドルの資金を確保したという。

 理事会は24人で構成されており、議長はSUSEのアラン・クラーク(Alan Clark)氏、副議長にはシスコのルー・タッカー(Lew Tucker)氏が就任した。

 8月にOpenStackプロジェクトへの参加を申請していたヴイエムウェアは9月7日、インテル、NECとともにゴールドメンバーとしての参加を認められた。ヴイエムウェアからは現在のところ、理事会メンバーは出ていない。Quantumプロジェクトを率いてきたNiciraのダン・ウェンドランド(Dan Wendlandt)氏は同プロジェクトのテクニカルリードを続けるが、所属企業名は「VMware」と記載されている。

 ヴイエムウェアのOpenStack参加については、先日掲載したインタビュー記事の後半をご覧いただきたい。

openstack01.jpg OpenStack Foundationのプラチナメンバー。同団体は上からプラチナ、ゴールド、コーポレートの3種のサポーターメンバーを置いている

 ゴールドメンバーには上記のほかにシスコ、Morphlabs、ネットアップ、デル、Yahoo、Piston Cloud Computing、Cloudscaling、Mirantis、DreamHost、そして台湾のクラウドコンピューティング協会であるCCATがいる。最上位のプラチナメンバーにはAT&T、HP、Rackspace、RedHat、SUSE、Red Hat、IBM、Nebula,Canonicalが名を連ねている。

(@IT 三木泉)

情報をお寄せください:

Server & Storage フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

Microsoft傘下の孤高のビジネスSNSはAIの時代にどこへ向かう?――2025年のSNS大予測(LinkedIn編)
ビジネス特化型のソーシャルプラットフォームとして独自の立ち位置を確立したLinkedIn。...

ソニーとディズニーが奇跡のコラボ NBAの試合に3Dアニメをリアルタイムで融合
ドナルドダック、グーフィー、その他の人気キャラがプロバスケットボールの試合の初のア...

ChatGPTだけじゃない! 生成AIの「検索量ランキング」、世界18カ国の傾向は?
ChatGPTの圧倒的な人気が際立つ一方で、GeminiやPerplexity、Copilotも注目を集めている...