コードネーム「BrowserID」からブランド刷新

Mozillaのパスワード不要のログインシステム「Persona」、初のβリリース

2012/09/28

 米Mozillaは9月27日、パスワード不要の分散型ログインシステム「Persona」が実験段階を脱し、初の公開β段階に入ったと発表した。

 同システムは2011年7月に「BrowserID」の名称で発表され、Webサイト上でパスワードを入力する必要性をなくすと同時に、安全でセキュアで使いやすい認証システムを目指して開発が進められてきた。スマートフォンとタブレット端末、デスクトップPC向けの主要ブラウザすべてに対応している。

 過去数カ月の変更点として、ブランドを完全刷新してこれまでのコードネーム「BrowserID」から「Persona」へと変更し、APIも刷新した。ログイン画面ではサイトの名称とロゴが表示できるようになり、オプションでサービス利用条件とプライバシーポリシーにリンクを張ることも可能になった。

 Personaへのログインは電子メールアドレスをベースとしていることから、各サイトがユーザーとの直接的な関係を保つこともできるという。実装は容易で、現在のログインシステムとの共存も可能なことから、Mozillaでは、ぜひ自分のサイトにPersonaを導入してほしいと呼びかけている。

(@IT 鈴木聖子)

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