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「A2Jawsサービス」Accessレポートにも対応!

Microsoft Access (以下、Access) を容易にWebアプリケーションに移行できるソリューションとして「A2Jaws :Access to Java Web System(エーツージョーズ)サービス」がある。その詳細は「Access資産を徹底的に再利用 Ninja-VAが実現するWebシステム変化の術」で紹介したが、ここではAccessフォームのマイグレーションを中心に説明した。では、A2JawsはAccessレポートのマイグレーションは提供しないのか? そんなことはない。

WebReportCafe(参照記事:柔軟性とコストにおいて群を抜くパフォーマンスを実現 Web帳票ソリューション「WebReportCafe」)と組み合わせることで、Accessレポート(帳票)を容易にブラウザ+PDFによるWeb化を実現することができるのだ。

  Accessの帳票を短期間にWeb化したい!

 Accessフォームだけではなく、レポートも同時に簡単にWeb化したいというニーズは多い。

 Webグループウェアは安価であり導入もしやすく、すでに採用している企業も多いだろう。しかし、Accessによる帳票機能を構築した後で、Webグループウェアを採用したケースでは、AccessレポートをWeb化できず、WebグループウェアのWeb帳票機能などと混在した運用をしている企業もまた多いのではないだろうか?

 帳票は非常に精細なレイアウトのものが多く、JSPやPHPで生成したHTMLを印刷するといった単純な手段ではニーズに応えられない。また、Web対応の帳票ツールでスクラッチから作り直すのでは、期間、工数の条件が厳しくなる。可能であれば、せっかく作り込んだ帳票資産を再利用したい。

 このように、もっと手軽に、効率良く帳票をWeb化する手段はないのか? という切実なニーズに「Ninja-VA」と「WebReportCafe」をベースとしたA2Jawsマイグレーションサービスが応えてくれる。

 A2Jawsマイグレーションサービスは、AccessフォームとレポートをそのままのイメージでWebシステムへ移行してくれる。

  A2Jawsで短期間にマイグレーションできるワケ

 では、論より証拠。実際にA2Jawsサービスの作業過程を見てみよう。

 今回移行するのは、Accessで開発した「見積もりシステム」だ。このアプリケーションは、ログインすると、メニュー画面が表示され、すでに登録された見積りデータ検索画面に遷移する。検索結果から、実際の見積り内容を表示し編集・更新が行える(画面1)。

画面1 見積もり内容の編集

 印刷ボタンをクリックすれば、見積書が印刷されるというものである(画面2)。

画面2 印刷画面

 移行は次のような手順で行っていく。

  1. Accessオブジェクトの解析
  2. Ninja-VAコンポーネントへのマッピング
  3. WebReportCafeコンポーネントへのマッピング
  4. Ninja-VA/WebReportCafeソースの生成

1. Accessオブジェクトの解析

 まず、Accessアプリケーションのフォームやレポートのオブジェクト情報を解析するために、移行元のMDBファイルに「A2Jaws Gills(ギルス) / オブジェクト解析ツール」をインポートする。A2Jaws Gillsは解析情報を格納するリポジトリテーブルを作成し、アクティブなAccessアプリケーションのフォームとレポート、そのオブジェクトプロパティを取得しリポジトリテーブルに登録する(画面3)。

画面3 A2 Jaws Gillsで解析情報を格納するレポジトリテーブルを作成

2. Ninja-VAコンポーネントへのマッピング

 Accessでは、アクティブなフォームの集合をFormsオブジェクトとしているが、Ninja-VAでは、アプリケーションが持つ機能単位、あるいはトランザクション単位でSmartWebObjectクラスを作成するのが望ましい。そこで、機能単位にSmartWebObjectクラスを定義し、どのAccessフォームをどのSmartWebObjectに割り当てるか定義する必要がある。

 任意の名前をつけたSmartWebObjectを新規作成し、リポジトリ情報からAccessフォームを選択して割り当てる。1つのSmartWebObjectには複数のAccessフォームの割り当てが可能である。Accessフォームを割り当てると、A2JawsGillesがHTMLDataViewコンポーネント情報とHTMLDataFieldコンポーネント情報を自動的に作成し、リポジトリテーブルに付加する(画面4)。

画面4 AccessのフォームをNinva-VAに割り当てて定義する

3. WebReportCafeコンポーネントへのマッピング

 移行対象となるAccessレポートを選択し、任意のPDF出力クラス名を入力する。この操作のみで、WebReportCafeの帳票フォーム情報とPDF出力クラス情報が作成され、リポジトリテーブルに保存される(画面5)。

画面5 WebReportCafeの帳票フォーム情報とPDF出力クラス情報を作成し、リポジトリテーブルに保存する

4. Ninja-VAおよびWebReportCafeソースの生成

 最後に、リポジトリ情報から実際のJavaソースを生成する。

 Ninja-VAは、各コンポーネントの初期プロパティ情報を、Ninja-VA Descriptionファイル(XML形式)で管理する。A2Jaws Gillsからソース生成ボタンをクリックするだけで、ビジネスロジックを除いたJavaソースコード、Ninja-VA DescriptionファイルおよびWebReportCafe帳票定義ファイルが出力される。

画面6 A2Jaws Gillsから生成されたJavaソースコードをNinja-VA Studioで読み込んだ状態

 画面6は、A2Jaws Gillsから生成されたJavaソースコードをNinja-VA Studioで読み込んだ状態であり、見積り画面が再現されているのが分かる。画面7は、同じくA2Jaws Gillsから生成された帳票定義ファイルをWebReportCafe Designerで読み込んだ状態である。

画面7 A2Jaws Gillsから生成された帳票定義ファイルをWebReportCafe Designerで読み込んだ状態

 実際にコンパイルしたアプリケーションを動作させると画面8画面9のようになる。

画面8 実際にコンパイルしたアプリケーションを動作させる

画面9 実際にコンパイルしたアプリケーションで印刷する

 このようにA2Jawsサービスは、Accessの設計情報を最大限有効活用し、Webシステムへマイグレーションすることを実現している。


  Accessレポートを進化させる「WebReportCafe」

 WebReportCafeを利用することで、AccessレポートをWeb化(PDF化)するだけでなく、より高機能で、拡張性の高い帳票システムを構築することが可能になる。単なるマイグレーションだけではなく、拡張性高い帳票システム基盤を得られるのが最大のメリットといえよう。

 WebReportCafeは、Javaサーブレット/Javaアプリケーションへ容易に組み込むことができる。帳票生成コアライブラリ「WebReportCafe Engine」が提供される。実体はJavaのライブラリであり、帳票アプリケーションの柔軟な実装を可能にしている。PDFベースの帳票をサーバ側で生成し、Webブラウザから表示したり、精度の高い印刷を行うことが可能だ。また.NET版として、.NET環境下での実装も可能としユーザーの選択肢を幅広くしている。

 さらに、WebReportCafe Designerのさまざまな機能を利用することで、帳票に「電子署名」や「QRコード」「バーコード」などの機能を付加することができる。

 電子署名機能は、証明書にベリサインを採用している。見積書、重要な社内稟議文書などを改ざんや不正な閲覧から守ることができ、Accessでの運用では困難だった高いセキュリティを容易に実現できる。QRコードは従来のバーコード以上の情報を埋め込むことができる2次元コードだ。データベースの値からQRコードを自動生成できる。より多くの情報を管理できるQRコードは在庫管理や販売管理での需要が高まっている。取引先のQRコードの採用によって対応に迫られても、WebReportCafeならすぐに対応可能だ。

 さらに、WebReportCafeは、WebブラウザへのPDF出力だけでなく、プリンタへの直接印刷、メールへの添付など、さまざまなレスポンスを選択でき、柔軟な運用が可能だ。

 ここまでの説明で、Accessレポートと比較して、運用の柔軟性、拡張性の両面で大きなアドバンテージがあることがお分かりいただけただろう。このWebReportCafeは豊富な実績によって、その機能の高さと信頼性が裏付けられている。その詳細は、「柔軟性とコストにおいて群を抜くパフォーマンスを実現 Web帳票ソリューション「WebReportCafe」」に詳しく説明されている。

  サイオステクノロジーが提供するマイグレーションサービス

 サイオステクノロジーは、Accessユーザーに向けてA2Jawsサービスを開始している。

 A2Jawsサービスは、AccessフォームとレポートをそのままのイメージでWebシステムへ移行することができる。さらに、サイオステクノロジーが提供するSIサービスと組み合わせることでビジネスロジックの実装も可能にし、完全なWebシステムへのマイグレーションを実現することができる。その詳細は、サイオステクノロジーのホームページを参照してほしい。

 また、A2Jawsサービスの紹介を行うセミナーも開催されており、このマイグレーションサービスをより深く理解するにはこのようなセミナーを活用するのもいいかもしれない。



提供:サイオステクノロジー株式会社
企画:アイティメディア 営業局
制作:@IT 編集局

掲載内容有効期限:2005年10月31日
 
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