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第2話 |
Pervasive PSQLかぁ……。僕もこの仕事を3年やってるけど、そんな製品は聞いたことがないなぁ……。そんな知名度の低い製品使って本当に大丈夫なの?
Btrieveが軽量なローレベル・インターフェイスだってことは分かったけど、アプリケーションから特定のインターフェイスを使うってことは、ある意味それに依存することにもなる。そのBtrieveとやらに依存すると、将来困ったことになったりしないかな?
そうだな。ソフトウェア自体の完成度だけでなく、利用実績のほうも気になるね。きっと納入先の担当者も気にすると思うんだ……。
(3人の会話を通りがかりに聞きつけた部長が会話に割り込んできた)
Btrieveかぁ……、懐かしいなぁ。
部長、部長はBtrieveをご存じなんですか?
知ってるも何も、私が一線の開発者だった15年ほど前は、MS-DOSで使えるデータベース・システムとしてよく使ったもんさっ!
そうだったんですか。
当時、データベースから必要な情報を素速く取り出す方法としてはISAMが主流で、ISAMベースのトランザクション・データベース製品で、Btrieveは非常にポピュラーだったんだよ。そうかぁ、Btrieveはいまは「Pervasive SQL」という名前で売られているんだな。
部長、私たちはいま、レンタル・ビデオ店の店舗向け会員管理アプリケーションで使うデータベースを選定していまして、その1つとして、ここにいる茜さんからPervasive PSQLが推薦されたんです。知名度の低い製品なので、不安を感じていたんですが、そうすると、信頼性や実績という点では問題ありませんか?
私は現場から離れて久しいし、無責任なことはいえないが、Pervasive PSQLがあのBtrieveの後継製品だとすれば、実績はまったく問題ないだろう。またそれだけ長く続いている製品だから、将来のサポートもあまり心配しなくていいと思うぞ。
あの〜。私も発言していいでしょうか?
ああ、ごめんごめん。割り込んでしまったようだ。
部長さんにだいぶ説明されてしまいましたね。製品名はBtrieveからPervasive PSQLという名前に変わったわけですが、ISAMインターフェイスのBtrieve APIは、当初から改良を重ねながら、一貫して現在まで使われ続けています。Btrieve APIが誕生してから、もう26年になるんですよ。
26年?
ええ。歴史が長いから優れている、と決めつけることはできませんが、栄枯盛衰の激しいコンピュータ業界で、26年も使われ続けていることには、やはり理由があると思いますよ。組み込み用途が中心ですから、目立ちにくい存在ですが、実際には私たちが知らない多くの分野で活用されていると思います。
なるほど、過去の実績はよく分かりました。でも今回はこれから開発する新規案件で使うことになります。これからも、ソフトウェアを取り巻くビジネス・ニーズはどんどん変化すると思うんですが、そうした将来への拡張、将来への拡張可能性担保という点ではどうでしょうか。やはり、大手ベンダの製品のほうが安心ではないかと思いますけれど……。
そうですね。でもPervasive PSQLは、先ごろ発表されたWindows Vistaへの対応や、64bit Windowsへの対応もすでに完了し、64bit対応のAPIも提供しています。またWindows Server 2008への対応意向もすでに表明されています。ご心配には及ばないと思いますよ。
なるほど。当面の疑問点や不安については解決されたようだ。乙崎、丙谷、どう思う。
ええ。まだ心配はありますけど、選定評価の対象に入れることは賛成です。
私も賛成です。部長や茜さんが推す製品がどんなものか、試してみたいですね!
ありがとうございます。評価版のダウンロード・サービスもありますし、Pervasive PSQLの詳細を解説したホワイトペーパーもありますから、参考にしてください。それではみなさん、開発、一緒にがんばりましょう!
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登 場 人 物 |
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大地 茜(だいち あかね) この道10年の経験を持つ派遣会社のやり手プログラマ。これまで、数々の難関ソフト開発プロジェクトを持ち前の知識と技術力で成功に導いてきた。 |
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甲山(こうやま) ソフト開発会社(茜の派遣先)のプロジェクト・リーダー。 |
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乙崎(おつざき) 甲山の下で働くプログラマ 。 |
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丙谷(へいたに) 乙崎と同じく、甲山の下で働くプログラマ |
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部長 現在は管理職だが、MS-DOS時代は第一線のプログラマとして活用していた。 |
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提供:株式会社エージーテック
企画:アイティメディア 営業局
制作:デジタル・アドバンテージ
掲載内容有効期限:2008年7月12日
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