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「SOA+帳票ミドルウェア」で実現する
帳票の一元管理
内部統制/セキュリティ強化に向け、帳票ソリューションに「SOA」を
2008年4月からは金融商品取引法の内部統制規定(以下、日本版SOX法)が適用開始になるなど、上場企業やそのグループ企業では、内部統制強化が急務になっている。それを実現するためには、ビジネスの変化に合わせ柔軟に対応できるシステムを構築することはもちろん、帳票類を一元管理していくことも欠かせない。また、セキュリティ強化の側面からも「SOA+帳票ミドルウェア」という組み合わせに注目が集まっている。

なぜ帳票ソリューションに、SOAの考え方が有効なのか

 コンピュータ・システムが多用されるようになった今日のビジネスシーンにおいても、帳票を初めとした紙ベースの情報媒体はなくなっていない。特に日本では、罫線を駆使した美しい帳票が、情報を分かりやすく表現するものとして強く好まれる傾向がある。それだけに、分かりやすく美しい帳票を迅速に作成・出力するというソリューションが長く培われてきた。

 その一方で今日の企業を悩ましているのが、内部統制や個人情報保護、情報漏えいといった課題である。これはニュースなどで取り上げられるようにパソコンの盗難や不正アクセスなどによるものという印象が強いが、実は情報流出経路としてリスクが大きいのは紙/印刷物なのだ。実際問題として、企業は帳票類のライフサイクル全般にわたって、セキュリティや統制をかけなければならないということになる。

 しかし、単に「一律に帳票出力を制限する」といった対策では、業務に支障を来たすことになる。情報フロー全体の中で帳票をうまく活用し、作業効率の向上やコスト削減を達成しながら、内部統制・セキュリティを同時に実現することを考えていかなければならない。そこで考えていくべきなのが、「帳票の一元管理」だ。

 従来の業務システムでは、アプリケーションごとに帳票印刷機能があり、それぞれがバラバラに稼働していた。たとえAシステムとBシステムで同じフォーマットの帳票を印刷するのであっても、テンプレートはそれぞれに用意される。

 そこで富士通が提案するのが、「SOA+帳票ミドルウェア」というソリューションだ。富士通が提供するSOAの特長は、既存システムを活用しながら、効果が高い部分から段階的に適用することができる点にある。そのSOAと帳票ソリューションとを組み合わせることで、全社の帳票を1つの帳票システムに集約することが容易になり、帳票類の一元管理を実現できる。

 帳票のみにクローズアップして従来型とSOA型のシステムを比較すると、従来型では、システム内部のこの項目は帳票のこの部分に入るということを定めた「定義体」が必要だった。この定義体に添ってアプリケーションがデータを作って帳票機能に送るという密結合のアーキテクチャーなのである。それがSOA型になると、アプリケーション側は帳票のデザインや定義を意識せずに必要なデータを出力し、それをサービス化された帳票機能が受け取って印刷するという疎結合のアーキテクチャーとなる。これは、高いフォーマット変換性能を持つ富士通のサービスバスによって実現されるものだ。

 帳票機能そのものをサービス化し、複数のアプリケーションから共通して使える共有サービスとして構築できれば、サービスバスを経由してあらゆるアプリケーションのデータを一カ所に集約できるのだ。これにより、大量帳票印刷は印刷センターで一括して行い、社員個々人で印刷する必要のある帳票はパスワード付きPDFで配布するといった業務プロセスに変更するなどして、セキュリティを向上できるのだ。もちろん、SOAの利点である“柔軟なシステム”の利点を享受できるため、例えば何か新しい印刷フォーマットで出力したいというような場合でも、印刷サービスのコンポーネントに変更を加えて、必要なデータを各業務システムから受け取るようにして、新フォームを設定するだけでいい。

あらゆる帳票アプリケーションから、サービスバスを通り、帳票へデータが集約される。サービスバスの中ではフォーマット変換を行っている。当然、帳票の種類に応じた定義が必要だが、富士通の「SOA帳票モデル」なら、定義体1つであらゆるアプリケーションから異なったデータで受け取れるという利点がある。その後の利活用のシーンでもサービスバスが活躍する

富士通のSOAなら、時代に合致するシステムを作っていける

 この先を見据えた帳票のあり方とは、SOAやWebサービスなどデファクトスタンダードになりつつある技術を取り入れていくこと。富士通は、メインフレームやオフコン時代を含め、四半世紀にわたって帳票ソリューションを提供してきた実践経験とノウハウがある。また、Javaや.NETなどの先進技術にキャッチアップできる高い技術力を生かし、顧客の業務や要求に合致した帳票ミドルウェア群「Interstage帳票ソリューション」を用意する。

 「Interstage帳票ソリューション」の特長の1つ目は、帳票ミドルウェアとして入力から、生成、出力までの充実したラインアップにある。電子帳票管理の「Interstage List Works」や帳票設計/生成の「Interstage List Creator」、外字管理の「Interstage Charset Manager」などがその中核を担う。

 2つ目の特長は、富士通のSOAは、既存資産を生かしながら段階的にできるため、帳票の一部分から導入できる点。システムまわりを全部取り換えなくても、例えば、「Interstage List Creator」をサービスバスからではなく、従来型のインターフェースでも呼ぶことが可能だ。

 3つ目の特長は、セキュリティと拡張性が挙げられる。電子帳簿保存法やe-文書法の成立によって、文書や帳票類の電子的保存が認められるようになったが、それに対応するためには見読性・完全性・機密性・検索性などの要件を満たさなければならない。「Interstage List Works」では作成した帳票データを全社的なセキュリティ対策をかけながら、検索して簡単に素早く送ったり、部門間での情報共有するようなシーンでも利用できる。

 一方「Interstage List Creator」は、情報漏えいの観点から紙をできるだけ出さないような取り組みを受け持つ。具体的には、本当に必要なときだけ印刷ができるようPDFについてもセキュリティをかける。権限のない人には印刷できないPDFを表示できるほか、高圧縮で高速にPDFを作成する機能もある。「Interstage List Works」のアクセス権管理機能と組み合わせることで、個人と帳票との結び付きや、紙に出す直前のセキュリティ強化に配慮する。

 もちろん、誰がいつ帳票を見たり、検索したり、あるいは印刷したかなどすべてログが残される。休みの日に帳票をいっぱい印刷していることがあれば、簡単に見つかってしまう。でも、それは印刷後に分かることで、実際にはどういう印刷物が取られたのかというところが重要だ。印刷された原本が保存されることで、どういうデータが漏れたかがきちんと残る。

 もう1つの注目機能はID印刷だ。これは誰がいつ印刷したかが無条件にプリントアウトに記録されてしまうというもの。それゆえ、帳票がプリンタに置き忘れになったまま──といった事が発生したときでも、誰の不注意だったのかが分かるようになり、紙帳票のトレーサビリティを確保できる。

 ほかの製品として、外字管理の「Interstage Charset Manager」があり、さまざまな文字コードの外字や辞書、およびコード変換表を集中管理できるのがウリ。ご存じの通り、公式にJISで決められた文字以外に企業や自治体で使っている文字は、レガシーと呼ばれるメインフレームやオフコンに独自の文字として多々実装されている。そうした資産をないがしろにすることなく、集中管理してローカルでも使えるようにした優れた文字基盤製品だ。アプリケーションによって文字コードが異なる場合でも、互いに利用できない文字を「Interstage Charset Manager」で外字として作成したり、文字コード同士の対応関係を結ぶことができるため、異なるサーバやクライアント間で、文字の統一が図れる。

 特に便利なのが、Webアプリケーションでも外字が使用できる点だ。ブラウザのWebアプリ上に外字を表示できるだけでなく、かな漢字変換による入力や手書き文字検索に対応している。Webアプリを利用するメリットは、クライアントに外字を配布する必要がなくなること。Webアプリケーションを利用できるクライアントからは全部同じ外字の入力ができる。「Interstage Charset Manager」は、外字をよく使う住民業務やお客様業務、または複数の文字コードを扱う必要がある業務システムで特に効果を発揮するだろう。

 内部統制に対応するために「セキュリティ対策で見せなくする」という製品が多く出回る中で、富士通の「SOA帳票モデル」はきちんと形を残しながら、情報を守ったうえで、最終的にブラウザからの閲覧や印刷などの活用を見据えてセキュリティを強化していくものだ。セキュリティとメンテナンスビリティを向上していくためには、1つのシステムに1つの帳票ミドルウェアという現状からの脱却が不可欠。強い企業になるためには、機密情報を単純に守るだけでなく、適切な媒体に出力し、全社で適切に活用できる仕組みを作っていくことが今後、より一層求められていくだろう。

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