富士通、.NET支援を表明――SOAP接続に成功
2001/1/30
富士通は1月29日、同社のアプリケーションサーバがマイクロソフトの提唱する.NETとSOAP接続に成功したことを発表した。
同社の発表によれば、SOAPを用いて同社の「INTERSTAGE」とマイクロソフトの.NETプラットフォームとの間の接続に成功したほか、UDDIを用いてのシステム接続にも成功した。
「INTERSTAGE」はCORBA、Javaにも対応した同社のアプリケーションサーバ。今回の接続に成功したことにより、異なるシステムを持つ企業間での商取引の際、アプリケーションの違いを意識することなくビジネスプロセスを構築できるとしている。
SOAPはXMLで記述されたデータに付加情報が与えられたもので、企業間取引の際の通信プロトコル。UDDIは、XMLベースに記述されたインターネット上で取引を行う企業情報のディレクトリ。2000年後半から「Webサービス」コンセプトの登場と共に、コンソシアム活動をベースにWebサービスの実現に不可欠なこれらの仕様の策定が進められている(2000年10月13日付け記事「MSとIBMが手を組み推進する「Web Services」とは何か参照) 。今回の富士通同様、マイクロソフト、IBMなど一部企業でも接続実験が進んでいるという。富士通は.NETとの接続により、今後、マイクロソフトと協調していくことを表明した格好となった。
[関連リンク]
富士通の発表資料
SOAPのホームページ
UDDIのホームページ
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