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「HP ProLiant サーバー G6」登場
電力コストを意識した最新サーバー選びのコツ




 

IT部門が直面する電力コスト

 

 企業が利用するサーバー台数が急激に増えている。ITを使ったビジネスが一般的になり、サーバーの活用が多くなっているのだ。そしてサーバー台数が増えることで企業は電力コストの増大といった問題に直面している。

 電力コストの問題は簡単に解決できない。近年、サーバーに搭載されるプロセッサーは省電力機能を強化していて、パフォーマンス当りの消費電力は下がる傾向にある。しかし、その消費電力低下を上回る形でサーバー台数が増えているのだ。

 サーバー台数が増えるとそのサーバー自体の消費電力だけでなく、サーバーを冷却するためのコストもアップする。特に旧型のサーバーではプロセッサー自体の消費電力が多く、熱を発しやすいことに加えて、効率的な冷却が難しい筐体デザインを取っていることがある。そのため、特に古いサーバーが多いデータセンターでは空調にかかるコストが増大しているのだ。サーバーが消費する年間の電力コストは、そのサーバー本体の金額とほぼ同じとの指摘もある。サーバーが低価格でも古いタイプでは、冷却コストを含む電力コストが増大し、TCO(総所有コスト)を下げるのは難しくなる。

 サーバールームやデータセンターは利用できる電力の上限が決まっていることが多く、消費電力が多いサーバーでは1台のラックに格納できるサーバー台数が少なくなってしまっているという問題もある。古いサーバーを使い続けていては電力コストが増大するだけでなく、新サービスの開始や、アプリケーションの性能向上を求める事業部の要求に応えられないのだ。

 

電力コストを意識したサーバー選びのコツ

 

  こうした問題を解決するためには、1台当りの消費電力がより少ない最新のサーバーに買い換えることがポイントだ。データセンター全体で大きな消費電力の削減につながる。だが同じプロセッサーを搭載していても、サーバー機種によって消費電力が異なるのが一般的で、ユーザーはどのような基準で電力コストがかからないサーバーを選べばいいのだろうか。

 その基準の1つには、「Energy Star」を獲得していることが挙げられる。Energy Starはアメリカ環境保護局(EPA)が進めている電気機器の省電力化プログラム。コンピューター製品や家電製品、空調機器やオフィス機器などに省電力の基準を設け、その基準をクリアした製品はEnergy Starのロゴを取得できる。2009年5月からはサーバー製品も対象になった。サーバーがEnergy Starロゴを取得する条件の1つが、年間の消費電力の低さである。一般的なサーバーが年間に1200〜8600kWhを消費するところ、Energy Starでは1000kWh以下を求めている。

 Energy Starロゴを取得しているサーバーのリストは、Webサイトで確認できる。6月1日現在で認定を受けているのはヒューレット・パッカードの「HP ProLiant サーバー DL380 Generation 6」「HP ProLiant サーバー DL360 Generation 6」のみというのは注目していいだろう。

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HP ProLiant サーバー G6の電力管理機能

 

 「HP ProLiant サーバー Generation 6」に搭載される最新の「インテル® Xeon® プロセッサー 5500番台」は、新たなアーキテクチャとして「インテル マイクロアーキテクチャー Nehalem」を採用し、数々の省電力機能を備える。その1つは「インテル® インテリジェント・パワー・テクノロジー」。プロセッサー、チップセット、メモリの各コンポーネントの電力管理を行う機能だ。ワークロードの状態によって各コンポーネントへの供給電力をコントロールすることができ、特にアイドル時の消費電力を最小限まで下げられる。この機能によってインテル® Xeon® プロセッサー 5500番台はサーバーのアイドル時の消費電力を、前世代のプロセッサーと比べて最大で約50%削減できるという(注1)。

 そしてHP ProLiant サーバーが持つ省電力機能を引き出すためにRBSUで細かい設定が可能である。RBSUはHPが自社開発するBIOSの設定ツールで、HP ProLiant サーバーが持つ省電力機能をコントロールできる。日本ヒューレット・パッカードのESSプリセールス統括本部 ISSソリューション本部 ISS技術部 ITスペシャリストの勝又大介氏は「サーバーの省電力機能を細かく設定することができる。それがHPが他社と違うところ」と話す。

 ほかのサーバーにはないHP ProLiant サーバー G6だけの機能としては、サーバー内部に大量の温度センサーを組み込んだことも挙げられるだろう。従来機種のG5までは7個程度だったセンサーを、G6では最大32個まで大幅に増やした。プロセッサー周りなど高熱になる部分はもちろんのこと、サーバー全体を隅々まで監視でき、局所的に最適に冷やせる。温度によってサーバーの冷却ファンの回転数が自動で増減し、サーバーの冷やしすぎを防止する。HPではこの大量のセンサー搭載を「Sea of Sensors」と表現している。

 従来のサーバーではサーバー内の全体を冷却するために、過冷却や消費電力増を引き起こしていたが、G6では部分部分で冷却のコントロールができるため、消費電力を抑えながら効率的に冷却できるようになった。32個の温度センサーから伝えられる温度は、管理ソフトウェアの「システム マネジメント ホームページ」(SMH)で確認できる。勝又氏は「効率的な冷却が可能で、データセンター全体の電力コスト抑制につながる」と話す。

サーバー内部に多く温度センサーを設置し、最適な冷却を実現する「Sea of Sensors」

 

パワーサプライ共通化で電源容量を最適化

 


 また、HP ProLiant サーバー G6で実現された独自機能としてはパワーサプライの共通スロット化もある。これまでラックマウント型、タワー型、ブレード型で別々だったパワーサプライの規格を共通化し、すべてのモデルでサーバーの電源容量に合わせて4つのパワーサプライを選択できるようにしている。うち2タイプは80 PLUS Gold認証を獲得、変換効率はいずれも90%以上だ。勝又氏によると「同じサーバーでも、電源容量が小さなパワーサプライを使うことで消費電力は下げられる」という。 パワーサプライは、消費電力が容量に近づくほど効率が高い。逆にいうと、余裕がありすぎるパワーサプライは電力を無駄にしているといえるのだ。 HP ProLiant サーバー G6ではユーザーの利用環境に合わせて柔軟にパワーサプライを選ぶことができ、消費電力を最小限に抑えられる。

 例えば、1200ワットのパワーサプライを搭載するDL380 G6のアイドル時の消費電力は161ワット。対して460ワットのパワーサプライを積むDL380 G6では139ワットまで減る。前世代のDL380 G5のアイドル時の消費電力は256ワットだった。DL380 G5と460ワットのパワーサプライを搭載するDL380 G6を比べると、消費電力を実に45%減らすことができる。


 

消費電力の上限をコントロール、ブレーカー保護にも

 

 サーバーを遠隔管理できるiLO2プロセッサーとHPが独自開発したBIOSで実現する「動的消費電力上限」(ダイナミック・パワー・キャッピング)も特徴的な管理機能だ。サーバーの消費電力の上限をあらかじめ設定し、その上限を超える電力が使われた場合にはプロセッサーの動作周波数をコントロールして消費電力を抑制することができる機能。この機能自体は前世代のG5から搭載していたが、HP ProLiant サーバー G6では専用チップ「Power Management Controller」(通称 PowerPic)を搭載し、消費電力の監視間隔を従来の5秒ごとから0.2秒ごとに改良した。

 この改良によって「ブレーカーの保護として利用できる」と勝又氏は説明する。通常のブレーカーは上限以上の電力が一般に数秒以上続くと保護のために電流を遮断する。そのためデータセンターでは最大電力で電力を設計する必要があったが、実際に最大電力に達することは少なく、その分の電力が無駄になっていた。また、従来の動的消費電力上限は監視の間隔が5秒だったので、ブレーカー保護には使えなかった。しかし、HP ProLiant サーバー G6では0.2秒ごとの監視ができ、ブレーカーが落ちる前に消費電力を抑えることができる。急激な電力上昇で仮に上限値を超えても0.5秒以内に抑制する。割り当てられた電源容量を最大まで使い切るよう、サーバーの配置をプランニングできるようになった。

従来の電力管理と動的消費電力上限の比較

 電力管理ツールの「HP Insight Power Manager」(IPM)を使えば、複数台のHP ProLiant サーバー G6の動的消費電力上限機能を統合管理できる。サーバー単体だけでなく、複数サーバーをグルーピングしたり、ラック単位で消費電力の上限を決めたりすることができる。電力消費についてのデータを収集し、任意の期間の傾向を分析することも可能。特にブレード型サーバーでは、エンクロージャ全体の消費電力の上限を定めた上で、サーバーブレードごとの上限値を動的に変更することができる。IPMと動的消費電力上限機能を組み合わせることで、複数サーバーに対する消費電力の過剰な供給を避けることができ、割当を最適化できる。これによって全体の消費電力が下がり、サーバーの増設などが可能になる。

 これらHP ProLiant サーバー G6が持つ省電力機能は、HPの統合管理ソフトウェア「HP Systems Insight Manager」(SIM)を使って管理できる。割り当てられた電源容量を最適化できるのが大きな特徴だ。

 

低消費電力サーバーへのリプレースがメリットを生み出す

 

 これまでに説明してきたようなHP ProLiant サーバーの豊富な機能は電力コスト削減の強力な味方だ。特に最新のHP ProLiant サーバー G6は、5年前に発表されたG3と比べて高負荷時に約45%、アイドル時にも50%近くの消費電力を削減可能だ。古いサーバーを新しいサーバーにリプレースすることで省電力を実現し、さらにコストダウンや新規サーバーの増設というメリットを確実に得ることができるだろう。


注1:http://www.intel.co.jp/jp/business/japan/server/xeon/family/5500_nehalem.htm


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提供:日本ヒューレット・パッカード株式会社
アイティメディア営業企画
制作:@IT 編集部
掲載内容有効期限:2009年7月22日


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