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@IT > “高速で効率的なシステム リカバリ”を実現「Symantec Backup Exec System Recovery 7.0」 |
事業継続性を確保するにはデータのバックアップだけでなく、システムのバックアップも欠かせない。データ活用の基盤となるシステムが正常に機能しなければ、ビジネスを再開することはできないからだ。シマンテックのシステム保護ソリューション「Symantec Backup Exec System Recovery 7.0」は高速かつ効率的にシステム全体のバックアップ/リカバリが可能。異機種や仮想環境へのリカバリにも対応し、ビジネスの安定性と信頼性向上に大きく貢献する。 ダウンタイムに伴うシステムの停止はビジネス機会の損失を招き、企業活動に大きなダメージをもたらす。こうした事態を回避するため、多くの企業ではバックアップシステムを整備し、情報資産であるデータの保護に努めている。しかし、データをバックアップするだけでは十分とはいえない。いくらデータをバックアップしていても、肝心のシステムが復旧していなければ、ビジネスを再開することは難しいからだ。
しかし多くの企業では、システムリカバリに対する意識が高いとは言い難い。 「システムの85%がバックアップされていないという調査結果もあります。ただし、事業継続性を確保するには、データ保護だけでなく、その基盤となるシステム保護にも目を向ける必要があります」とシマンテックの藤盛氏は説明する。 そこで、こうした対策を適切に行えるように、同社が提供しているのが「Symantec Backup Exec System Recovery 7.0」(以下、BESR 7.0)である。これはWindowsシステムにおけるディスクやドライブ全体のイメージをそのままバックアップし、高速なシステムリカバリを可能にするディスクベースソリューションだ。
BESR 7.0には、大きく分けて3つの特長がある。まず1つ目が、様々な環境下において、迅速にシステムリカバリを行える点だ(図)。
システムリカバリを手作業で対応する場合、OSやデバイスドライバ、アプリケーションなどの再インストール、あるいは再設定やテストなどを行う必要がある。場合によってはサーバーそのものを修理または入れ替えなければならないこともあり、正常に復旧させるまでには数日から数週間かかることもあるだろう。「その点、BESR 7.0はリカバリに必要な作業の大半が自動化されているため、作業時間を劇的に短縮。場合によっては、わずか数分でシステムリカバリを完了できます。異機種へのリカバリが可能なことが、既存リソースを活用した迅速なシステム復旧を実現しているのです」と藤盛氏は解説する。 また、BESR 7.0 はVMware ESX Server、Microsoft Virtual Serverなど主要な仮想環境をサポート。仮想変換ウィザードを利用することで、物理環境のリカバリポイント(バックアップのイメージファイル)から仮想システムへのコンバート(P2V)、仮想システムのリカバリポイントから物理環境へのコンバート(V2P)を容易に行うことが可能だ。 しかも、BESR 7.0はMicrosoft Vistaのほか、EM64T、AMD64など拡張64ビット環境、デュアル/クアッドコアCPUをサポートしている。最新のプラットフォーム環境に対応することで、パフォーマンスも大幅に向上。藤盛氏は「従来バージョンに比べて、リカバリポイントの作成は最大で60%、システム復旧に必要な起動用ディスク(Symantec Recovery Disk)のブートも約4倍高速化されています」と説明する。
2つ目の特長は、データリカバリ機能が強化されている点だ。 「個別のファイルやフォルダだけでなく、電子メールをユーザーが個別に選択して復旧することが可能。新しくオプションとして提供されている『Backup Exec System Recovery 7.0 Exchange Retrieve Option』によりExchangeサーバー全体はもちろん、個別のメッセージや添付ファイル、フォルダ、メールボックスなどの回復も迅速かつ簡単に行えるようになりました」(藤盛氏)。さらに、現在広く使われているデスクトップ検索エンジン「Google Desktop Search」との統合が可能なWebベースの検索機能も提供。検索結果をもとに、膨大なデータの中から各ユーザーが必要なファイルやフォルダなどを選択し、リカバリすることができる。 「データを復旧する際、各ユーザーが自ら行えるため、ビジネスを迅速に再開できるのはもちろん、リカバリに伴うIT部門の負荷も大幅に軽減できるはずです」と藤盛氏は話す。 3つめの特長は、管理性を向上している点だ。具体的には、新しい集中管理機能「Backup Exec System Recovery Manager 7.0」をオプションとして提供。IT管理者は複数のシステムにまたがるすべてのバックアップジョブおよびリカバリジョブの作成、リアルタイムな状態の確認、レポートの実行などを集中的に管理することが可能だ(画面例)。これにより、バックアップおよびリカバリに伴って発生した問題を迅速に解決できるほか、新しいシステムの追加の作業も迅速かつ簡単に行うことができる。「集中管理機能が強化されたことで、複数システムが混在する環境でも、バックアップ/リカバリの管理を簡素化することができます」と藤盛氏は述べる。
このようにシステムリカバリに有効なBESR 7.0。ただし冒頭にも触れたように、バックアップにはデータ保護とシステム保護の両方のアプローチが必要である点を認識しておくべきだろう。 システムはサービスパックや新規アプリケーション、パッチなどを必要によって適用するため、更新のポイントが“断続的”だ。それに対して、データは日々の業務で作成、更新、削除が頻繁に行われており、その内容は“継続的”に変化していく。そのため、データを最新の状態で保護するにはリアルタイムのバックアップが必要となるのだ。 「もちろん当社では、データ保護に関してもソリューションを拡充しており、2006年に『Symantec Backup Exec 11d for Windows Servers』(以下、BE11d)をリリースしています。BESR 7.0と、BE11dを組み合わせることで、Windows環境における効率的なトータルバックアップが可能になり、高度なビジネスの安定性と信頼性向上を実現できます」と藤盛氏は述べ、トータルバックアップの重要性を訴えた。 提供:株式会社シマンテック 企画:アイティメディア 営業局 制作:@IT 編集部 掲載内容有効期限:2007年10月13日 |
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