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Symantec Backup Exec 11d for Windows Servers
相対するバックアップの課題に対し
効率的かつ継続的なデータ保護を実現
Exchangeのデータ保護機能を強化した最新版が登場

事業継続性の確保が重要な経営課題となっている現在、リアルタイムバックアップによる“継続的データ保護”のニーズが高まっている。そこで有効なのがデータ保護ソリューションの最新版「Symantec Backup Exec 11d」だ。
同製品では従来の機能に加え、Exchangeサーバーにおけるデータ保護機能が強化された。また、最新技術により、きめ細かな個別データのリカバリも実現。バックアップ作業を効率化し事業継続性の確保を強力にサポートする。

  膨大なデータを限られた時間で
バックアップすることが必要に

 アプリケーションの多様化、データやコンテンツのリッチ化に伴い、バックアップデータは増加の一途をたどっている。一方、昨今はビジネスとITが極めて密接に結びついており、システムの停止はビジネス機会の損失に直結している。そのため、バックアップのためとはいえ、システムを止めることが難しく、バックアップウィンドウ(処理時間帯)は短縮化する傾向にある(図1)。

図1 バックアップにおける昨今の課題

 つまり、膨大なデータを、限られた時間で効率的にバックアップすることが求められているのだ。しかも、事業継続性を確保するには、バックアップしたデータを迅速にリカバリできることが大切だ。特に限られた人的リソースで対応しなければならない中堅・中小企業にとって、バックアップ/リカバリの効率化は切実な問題といえる(図2)。

図2 事業継続性を確保するためにバックアップ強化のためにすべきこと(出展:IDC Japan, 2006)
バックアップすべきデータは爆発的に増加する一方で、バックアップウィンドウは短縮化。バックアップの課題についてヒヤリングした調査結果からも相反する2つの課題が突出していることがわかる

 こうした課題を解決するために、シマンテックが提供しているのがデータ保護ソリューションの最新版「Symantec Backup Exec 11d」(以下、BE11d)である。

 BE11dはテープとディスクを活用してWindowsシステム上のデータを柔軟に保護するソリューション。最大の特徴はリアルタイムなバックアップにより“継続的なデータ保護(Continuous Data Protection)”を実現できる点だ。通常のバックアップは、設定したスケジュールに従い、ファイル単位でバックアップを行う。これに対し、BE11dはファイルサーバー上にファイルが作成または変更が加えられた時点で、そのデータを常にバックアップサーバーに複製する。そのため、バックアップジョブの作成やスケジュールの設定は不要。バックアップに要する手間を劇的に軽減できる上、空白期間のないリアルタイムなバックアップを行うことで、ファイルサーバーの継続的なデータ保護を実現している。

 この機能は従来版の「Continuous Protection Server」(以下、CPS)ですでに実装しているが、BE11dでは、このCPSにExchangeサーバーの継続的なデータ保護機能が拡充されている。通常のExchangeサーバーのバックアップは、データベースとメールボックスの両方をフルバックアップ後、それぞれの増分バックアップの取得が必要なため、バックアップ作業、時間、メディア、ストレージにおいて2倍(データベースとメールボックス)の量がかかっていた。これに対し、Exchangeサーバーの継続的なデータ保護は、最初にExchangeサーバー上のデータベースのみをフルバックアップし、それ以降はトランザクションログを自動的に複製する。そして、そのデータベースのフルバックアップとトランザクションログを用いて、標準で8時間、最短で15分毎にリカバリポイントを作成する(リカバリポイントとは、詳細なリカバリを可能にするポイントを指す)。

 つまり、トランザクションログを継続的に保護することで、バックアップウィンドウを完全に排除し、かつメールボックスのバックアップを不要にするのだ(図2)。

図2 Exchangeサーバー上で実現する継続的なデータ保護
従来の方法は、その都度増分のデータベースと増分メールボックスのバックアップが必要だったが、BE11dでは一度データベースのフルバックアップを行えば、以降は自動的にトランザクションログのバックアップが行われ、継続的なデータ保護を実現できる

  特許出願中の新技術でリカバリを効率化
リカバリポイントから個別のデータを復元可能

 しかし、いくら重要なメールのデータを継続的にバックアップできても、それを迅速にリカバリできなければ意味がない。すでにバックアップは前提条件となってきており、“いかにリカバリするか”が重要になっているからだ。こうした課題に対応するため、BE11dではデータを瞬時に復旧する特許出願中の新技術「Granular Recovery Technology(以下、GRT)」を搭載した。

 これはバックアップデータをネイティブなファイル形式で保存し、それを利用して詳細なリカバリを可能にする技術。バックアップされたデータは、バックアップ元と同じデータベースであるため、あたかもデータベースにアクセスするようなスピードでランダムアクセスが可能。Outlookでメールボックスを操作するような感覚でリカバリしたいデータを選択し、簡単にリカバリできるのだ。このGRT技術は、Exchange Serverだけでなく、SharePoint Portal ServerやActive Directoryのリカバリにも採用されている。

 この詳細なリカバリについては、以前のバージョンでも実は可能であった。しかし、そのためには膨大な時間のかかるメールボックス単位のバックアップが必要であり、IT管理者の悩みのタネだった。今回のGRT技術を用いることにより、このメールボックス単位のバックアップを取得しなくても、詳細なリカバリが可能になったのだ。

 ビジネスを支えるアプリケーションとして、もはやメールは不可欠な存在。重要なデータをメールでやりとりするケースも増えている。BE11dを利用すれば、メールシステムの障害によるビジネス機会の損失を極小化することができるだろう。

  サポートプラットフォームを拡充
ジョブ単位での暗号化にも対応

 さらに注目したいのは、サポートするプラットフォームも拡充された点だ。x64のクライアントおよびサーバーの保護に加え、x64サーバーをバックアップサーバーとしてもサポート。Linux/UNIX、MAC、Oracle RMAN/RAC、DB2などに加え、NetApp Filerの保護も実現。多様なバックアップ環境に対応した高度なデータ保護を実現している。

 また、データセキュリティ機能が強化されている点も大きなポイントだ。バックアップジョブ単位でAES 128bitまたは256bitの強度な暗号化が可能。ディスクベースからテープ媒体へコピーする場合も、ネットワーク経由の場合でも、セキュアなバックアップ環境を実現できる。データを暗号化保存しておけば、万が一の紛失時にもデータの漏えいを防止し、データ保護の信頼性を高めることができる。

 このようにあらゆる局面において、データ保護の課題を解消するBE11d。ただし、最後に付け加えておきたいのは、“事業継続性を確保するためには、データ保護だけではなく、システム保護も一体で考える必要がある”という点だ。データ保護をどんなに高めても、肝心のシステム自体が復旧しなければ、業務を継続することは不可能だからだ。

 こうした認識のもと、シマンテックでは今回紹介したBE 11dの他にもWindowsシステム保護ソリューション「Symantec Backup Exec System Recovery」などのBackup Execファミリー製品を提供。Windowsシステム全体の保護とアプリケーションのデータ保護を一体的に実現している。こうした製品群を効果的に組み合わせれば、真の事業継続性を確保することができるだろう。


提供:株式会社シマンテック
企画:アイティメディア 営業局
制作:@IT編集部
掲載内容有効期限:2007年2月28日
 
会社情報

シマンテック

Veritas Software


Backup Exec 11d

Backup Exec 11d for Windows Serversの製品情報


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