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@IT > 先進のイメージング技術をベースに包括的なPCライフサイクル管理を実現 |
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多くの企業では各ユーザーに個別のPCを割り当て、生産性の向上を図っている。それに伴い、企業内で管理するPCは膨大な数に上り、システム管理者の負担を増大させている。なかでも新規導入したPCのセットアップ、システムのアップグレード、それに伴うクライアント環境の移行には多大な作業と時間が費やされている。 ある調査によれば、リモートまたはモバイルユーザーを対象とした場合のアップデート作業を費用換算すると、1ソフトウェアあたり約2万7000円かかるという。これを全社のPCにあてはめて考えると、膨大なコストの散逸につながる。逆に考えると、こうした作業を簡素化すれば、クライアント環境のサービスレベルを効率的に向上できる上、大幅なコスト削減効果につながるのだ。それを可能にするのが、シマンテックの包括的なPC管理ソリューション「Symantec Ghost Solution Suite 2.0」(以下、GSS 2.0)である。 GSS 2.0はWindows環境のソフトウェア配信市場においてトップシェア※を誇るシマンテックの実績と技術力をベースにさらなる機能強化を図ったソリューション。具体的にはディスクやパーティションのクローン(複製)イメージを作成して、「新規導入時のセットアップ」「システムのアップグレード」「クライアント環境の移行」などを自動化する。また、セキュリティパッチを管理対象の全PCに同時配信することも可能だ。これにより、PC管理のライフサイクル全般の効率化が実現する。 最新版のGSS 2.0では64ビットOSをサポートし、マイクロソフトの最新OS「Windows Vista」にも対応(図1)。従来のWindows環境からWindows Vistaへの移行を手作業で行う場合、オフィス内での混乱も予想されるが、GSS 2.0を活用することで、容易かつ効率的に最新環境への移行を行える。
それではGSS 2.0は、具体的にどのような活用が可能なのだろうか。 ビジネスの現場では膨大なPCが運用・管理されており、さまざまなWindows環境が混在している状態だ。そのような状況において、ユーザー各自が手作業でイメージ展開を行うとさまざまなトラブルが表面化することも少なくない。これに対しGSS 2.0では、まずネットワーク経由で管理対象となる全PCのハードウェアやソフトウェアのインベントリ(構成情報)を収集。この情報をもとに同様のインベントリを持つPCをグループ化する。つまり、ハードウェア構成、OSやアプリケーションのバージョンなどに応じて、企業内のPCを包括的に管理し、各グループごとにイメージファイルを作成できるのだ。 このイメージファイルはネットワーク経由で一斉配信し、イメージ展開することが可能だ。これを応用すれば、OSやアプリケーションのアップグレード、パッチの適用などのほか、障害が発生したPCに対する復旧用イメージファイルの緊急配信などにも活用できる。また新規に導入したPCに対しては、標準的な構成のイメージファイルを配信すれば、一括してセットアップを行えるだろう。 さらにGSS 2.0には、PCやOSの移行、アプリケーションのアップデートなどを支援する「Symantec User Migration」(以下、SUM)というツールも用意されている。 SUMは移行元システムの各種設定を維持した形でイメージファイルをサーバに保存し、移行先システムへの展開を実現するツール。例えば、「クライアント環境のデスクトップ設定」「ネットワークドライブの割り当て」「マウスやキーボードの設定」「アドレス帳」「ブックマーク」「ユーザー固有のファイル」といったパーソナルデータを簡単に移行できる。従来のクライアント環境をそのまま継承できるので、設定環境の変化による混乱や業務への影響を回避する上でも有効だ。
こうした機能群を活用すれば、Windows Vistaへの移行作業も優先度や業務内容に応じて段階的かつスムーズに行える。例えば、事前に全PCのハードウェアやソフトウェアのインベントリを収集しグループ化。その上で、SUMを活用して既存OSをWindows Vistaに入れ替えたイメージファイルを作成する。その後、必要なところからイメージファイルを配信・展開していけば、計画的にWindows Vistaへの移行プロセスを推進できるだろう(図2)。Windows Vistaへの移行に伴い、新規PCを導入する場合でも、標準的な構成のイメージファイルを作成・展開すれば、新規PCを一括してセットアップ可能だ。
利用できるのはクライアント環境の維持・更新だけではない。廃棄対象PCをリストアップすることも容易に行える。インベントリ情報を収集し、新規OSやアプリケーションのシステム要件に対応できないPCを把握すれば済むからだ。 加えて、GSS 2.0はPC内のデータを確実に抹消することができるため、廃棄PCによる情報漏えいを防止できる。ちなみにこのデータの抹消は、米国国防総省のセキュリティスタンダードに準拠したレベルとなっている。 この時期、Windows Vistaへの移行を検討している企業も少なくない。GSS 2.0を利用すれば、効率的かつ確実に移行作業を実行できる。さらに、その後の作業が見込まれるOSのバージョンアップ、アプリケーションの新規追加やアップデート、PC廃棄時の情報漏えい防止などにも対応する。これらのPC管理業務を継続的かつ効率的に行えるGSS 2.0は、包括的なPCライフサイクル管理を実現する、極めて有効なソリューションといえるだろう。
提供:株式会社シマンテック
企画:アイティメディア 営業局 制作:@IT編集部 掲載内容有効期限:2007年5月15日 |
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