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悩める携帯サイト運営者が運用効率の向上や コストダウンを“実感”できるCMSとは 〜 携帯電話コンテンツの“エキスパート”たちが 作った「ZEKE CMS」 〜 |
携帯電話向けサイトの運営者にとって、一番の問題点は、NTTドコモ・au・ソフトバンクモバイルの主要3キャリアごとに別々のサイトを構築し、それを管理/運営しなければならない点だろう。この問題に対して、ユビキタスエンターテインメント(以下、UEI)が出した答えが「ZEKE(ジーク) CMS」というCMS(Content Management System)製品だ。ZEKE CMSは、主要3キャリアの公式サイトに対応していて、運営者が1つのコンテンツを管理するだけで3キャリア用のサイトを自動で出し分けできるのを大きな特長の1つとしている。なぜ、このようなことが可能なのか。ZEKE CMSの持つさまざまな機能と、その技術的裏付けについて、ユビキタスエンターテインメント ソリューションビジネス部 部長 篠田健吾氏に話を聞いた。
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iモードブラウザ2.0やTwitter対応など 迅速な新機能追加とカスタマイズ |
ZEKE CMSは、2006年に最初のバージョンをリリースしてからバージョンアップを重ね、2009年現在でのバージョンが4.0だ。よくあるパッケージ製品とは異なり、基本的にカスタマイズ納品を前提としている。ユーザーが運営するサイトや、展開するコンテンツの内容に合わせてシステムや更新のツールをカスタマイズで作成して提供する。篠田氏は「ZEKE CMSは公式サイトの運営者が効率良く運営できるように考えて、カスタマイズされることを前提として設計されているため、次々と出てくる携帯電話の新機能への対応や細かい作り込み、バージョンアップをするのが速く、お客さまにも満足していただいています」と語る。
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図1 ZEKE CMSの管理画面(画像をクリックすると、拡大) |
たしかに、NTTドコモが5月19日に、iモードブラウザ2.0を発表してから3日後の対応端末発売当日に、ZEKE CMS 4.0でiモードブラウザ2.0への対応を表明している(参考記事「UEI、iモードブラウザ2.0に対応したCMSを発表」)。また、つい先日の8月5日にも現在流行中のTwitterとの連携機能のカスタマイズ提供を開始した。サイトの更新情報の概要やQRコード画像を自動でTwitterへ投稿してサイト運営者の二度手間を防いだり、Twitterの投稿を運営サイトへ取り込むことが可能だ。
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ZEKE CMSが持つ多種多彩な機能 |
ZEKE CMSで構築可能なサイトは多岐に渡る。着メロ/着うたや、動画投稿、ニュース、きせかえ、占いなど携帯電話で求められるサイトはもちろん、PC向けサイトの管理も可能だ。主要3キャリア以外でも、オプションでウィルコムやイーモバイル、iPhone/iPod touchやAndroidのサイトを同時に制作・管理できる。
動画投稿やメールマガジンの発行などに関しては、ZEKE CMS上に作り込むことも可能だが、運営者が慣れているASP/SaaSサービスとの連携もできる。携帯電話向けのサイトで手間の掛かる新機種への対応についても、対応する機種の発売に合わせて、ほとんどの場合が即日でメンテナンス対応するという。
ZEKE CMS 4.0から導入された「ZEKE ACCESS」機能も注目だ。各ページごとのアクセス数やユニークユーザー数を自動集計するのはもちろん、該当するプロフィール(キャリアや性別、地域、会員状態)に属するユーザーが全体に対し何割を占めているかの表示が可能となっている(図2)。
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図2 ZEKE ACCESSによる「ユーザー傾向追跡機能」(画像をクリックすると、拡大) |
この機能によって、ユーザープロフィールを選択して、アクセス数の多かった典型的なユーザーの行動パターンを追跡できる。「ZEKE CMS内部のデータベースと連動しているため実現できる機能です。外部のアクセス解析サービスを使った場合だと、このように詳細なユーザーの傾向を把握するのは難しいのではないでしょうか」(篠田氏)
ほかにも、エントリーを保存するごとに更新履歴が自動的に残り、いつでも好きな時点にページを巻き戻せる「タイムマシン」機能も特徴的だ。また、ユーザーごとに「編集長」「編集者」「ライター」と3レベルの権限設定が可能となっている「編集ユーザー権限管理」機能を使うと、上長に承認されるまでページを公開できないように設定できる。さらに、「校正チェック」機能を使うと、ページの内容とは別に編集中のコンテンツにメモをつけて、チェックの履歴を残すことも可能だ。
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ZEKE CMSの柔軟な構造を支える “エキスパート”たち |
多種多彩な機能を持つZEKE CMSは、どのように設計されているのだろうか。ZEKE CMS 4.0は基本的に、PHPとMySQLで構成され、その上に独自のミドルウェア「ZEKE Engine」が搭載されている。ZEKE Engineは、データベースやシステムの構造を柔軟に変更しやすいものになっていて、同社 代表取締役社長 兼 CEO 清水亮氏が研究を行い、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の未踏ソフトウェア創造事業で採択された、次世代文章アプリケーションプラットフォーム技術が基盤となっている(清水氏はこの研究によって「天才プログラマー/スーパークリエイター」として認定されている)。
また、ZEKE CMSは、サーバにシステムやカスタマイズした機能をインストール/構築して使うものであり、要望に合わせて運営者の持つサーバやレンタルサーバ、Amazon EC2のようなクラウド型のサーバへの構築も可能だ。サーバやインフラの設計から行い、その後の運用もサポートするという。
篠田氏は「弊社は、サービスの規模に合わせたサーバの構築やインフラの設計はもちろん、インフラの監視やコンテンツのチェック、さらにサービスの規模が拡大したときのサーバの拡張まで柔軟かつスピーディに対応できます。これは、弊社の数百万人規模のユーザーがいるサイトの運用・構築経験があるCTOの水野を中心とした経験豊富なスタッフによるものですし、ZEKE CMS自体がサーバ規模の拡大にも対応できるよう、あらかじめ設計されている点も理由として大きいです」と強調する。
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運用効率の向上やコストダウンを “実感”できるCMS |
ZEKE CMSは、運用実績も豊富だ。2009年9月現在まで、約50社、200サイトで導入されている。ZEKE CMSで構築した10サイトを超える公式サイトの更新業務を2、3人で行っているという事例もあり、実際にZEKE CMS 4.0を使っているサイトに、アスキー・メディアワークスの「ケータイ週アス」がある。
「アスキー・メディアワークスさまでは、さまざまな新機能を積極的に導入していただいています。新しいものを求める媒体と新機能を追加しやすいZEKE CMSとニーズが合っていたのではないでしょうか。ほかにも、使っていただいた運営者からのクチコミの結果なのか、運用効率の向上やコストダウンを目的に、新規のCMS導入や他社製品からの乗り換えに関するお問い合わせが大幅に増加しています」(篠田氏)
このように多種多彩な機能と柔軟かつ強靭な構造を持つZEKE CMSだが、同社では9月30日まで、ZEKE CMSの初期導入費用やサイトカスタマイズ費用を値引きするキャンペーンを行っている。さらに、実際にZEKE CMSを操作できるデモも実施中なので、興味を持った方はキャンペーンサイトを覗いてみてはいかがだろうか。
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提供:株式会社ユビキタスエンターテインメント
企画:アイティメディア営業企画
制作:@IT 編集部
掲載内容有効期限:2009年09月20日
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