ReiserFS
ライザーエフエス
Hans Reiserによって作成された、古典的なB-ツリーアルゴリズムの変種を使ったファイルシステム。ジャーナリング機能が最大の特徴で、Linux kernel 2.4.1からカーネルに標準で取り込まれた。
ReiserFSでは、ファイルシステム上のバッファやスーパーブロック、iノードの情報をB-ツリーアルゴリズムで管理するためファイルのオープンや書き込み速度が速い(*注)。また、meta-data journalingシステムを持っているため、異常終了時などの修復が速いなどの特徴もある。ファイルのパーティションタイプは83(Linux Native file system)を使用する。kernel 2.4以降であれば32Gbytes以上のIDE HDDもサポートする。
なお、2001年現在ではi386とAlphaで使用できる。
注:ext2(ブロック割り当てを行うファイルシステム)と実際に比較を行った結果として、100bytes程度のファイルが性能向上は最も大きくなるという報告がある。詳細は下記URLを参照。 http://nucba.www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Filesystems-HOWTO-9.html#ss9.23 |
Linux & OSS フォーラム 新着記事
- 【 pidof 】コマンド――コマンド名からプロセスIDを探す (2017/7/27)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、コマンド名からプロセスIDを探す「pidof」コマンドです。 - Linuxの「ジョブコントロール」をマスターしよう (2017/7/21)
今回は、コマンドライン環境でのジョブコントロールを試してみましょう。X環境を持たないサーバ管理やリモート接続時に役立つ操作です - 【 pidstat 】コマンド――プロセスのリソース使用量を表示する (2017/7/21)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、プロセスごとのCPUの使用率やI/Oデバイスの使用状況を表示する「pidstat」コマンドです。 - 【 iostat 】コマンド――I/Oデバイスの使用状況を表示する (2017/7/20)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、I/Oデバイスの使用状況を表示する「iostat」コマンドです。
|
|