ReiserFS

ライザーエフエス

 Hans Reiserによって作成された、古典的なB-ツリーアルゴリズムの変種を使ったファイルシステム。ジャーナリング機能が最大の特徴で、Linux kernel 2.4.1からカーネルに標準で取り込まれた。

 ReiserFSでは、ファイルシステム上のバッファやスーパーブロック、iノードの情報をB-ツリーアルゴリズムで管理するためファイルのオープンや書き込み速度が速い(*注)。また、meta-data journalingシステムを持っているため、異常終了時などの修復が速いなどの特徴もある。ファイルのパーティションタイプは83(Linux Native file system)を使用する。kernel 2.4以降であれば32Gbytes以上のIDE HDDもサポートする。

 なお、2001年現在ではi386とAlphaで使用できる。

ext2(ブロック割り当てを行うファイルシステム)と実際に比較を行った結果として、100bytes程度のファイルが性能向上は最も大きくなるという報告がある。詳細は下記URLを参照。
http://nucba.www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Filesystems-HOWTO-9.html#ss9.23

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