Window Maker

ウィンドウメーカー

　Window Makerは、X Window System上で動作するエレガントなウィンドウマネージャの1つで、OPENSTEPで使用されていたデスクトップ環境の一部を高品質にエミュレートしている。

　Window Makerは、NeXTSTEPというOSに搭載されていたウィンドウマネージャのクローンとしてAfterStepとは兄弟分に相当する。開発には元AfterStepのプログラマらが参加しており、真にNeXTSTEPライクなウィンドウマネージャを追究することを目標としている。

　NeXTSTEPライクなウィンドウマネージャの特徴としては、そのビジュアルな外観や使用表示色はもちろんのこと、アイコンをクリックしてプログラムを起動するラウンチャやマウスボタンをクリックすると表示されるポップアップメニュー、現在起動されているタスクを管理するタスクリストなどがある。また、ウィンドウマネージャにサウンド機能やマウスによるドラッグ＆ドロップ機能を追加したのもWindow Makerが最初である。加えて、Window MakerはNeXTSTEPライクなウィンドウマネージャの中でも描画や処理速度が高速。ほかのウィンドウマネージャの例に漏れず多彩なカスタマイズ機能を搭載しており、壁紙やアイコン、テーマなどを容易に変更できるといった特徴がある。ちなみに、GNOMEと一緒に起動することも可能だ。

　2001年5月の時点で最新の安定版はバージョン0.65.0。

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