XML文書は、単なる文字の羅列にタグを付加ただけのものではない。タグの付け方には厳然としたルールがあり、そのルールがXML文書に構造をもたらしている。XML文書にこの構造が存在するおかげで、データとスタイルが分離できたり、XMLパーサによって内容の妥当性がチェックできたりといった利点が実現されている。
また、XMLではタグの定義が独自に行える一方で、同じ名前なのにXML文書によって意味が異なるタグが登場する可能性がある。こうしたタグを同一文書の中で利用しなければならなくなったとき、どのように対処すべきなのか、また、XML文書の中でリンクを表現したいときにはどうすればいいのか。
第二部では、こうしたXMLの持つさらに深い構造と仕組みについて紹介していく。
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