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JavaBeansからWebサービスを作るパソコンで試してわかるWebサービス(3)(3/6 ページ)

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Javaアプリケーションでテストする

 さて、Beanができたら早速Webサービス化へ、といきたいところですが、少し回り道をします。このBeanはWebサービスの機能、すなわちAxisのAPIなどを利用していない単なるJavaのクラスファイルです。それならば、WebサービスではなくJavaアプリケーションとして利用することもできるはずです。

 そこで、このSimpleAddBeanをテストする意味も含めて、Javaアプリケーションを作って実行してみます。

 作成するJavaアプリケーションは次のようなプログラムです。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 このJavaアプリケーションでは、まずBeanをインスタンス化して((1))、Beanの加算機能(addメソッド)を2回実行しています((2)(3))。それぞれの加算メソッドで加算する値は2つの引数(args[0]、args[1])です。

 呼び出しているのがBeanのため、機能を実行するには、「値のセット(setInputValue)」「機能の実行(add)」「値の取得(getResultValue)」という手順を踏む必要があります。単に足し算をするだけであれば、1つのメソッドで記述することも可能です。これはJavaBeansとして再利用するのか、それとも単なるクラスとして利用するかの違いになります。

 このJavaファイルも同様に<@WORK>\atmarkitディレクトリに保存し、次のコマンドでコンパイルします。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 コンパイルに成功し、SimpleAddTest.classファイルが作成できたら実行してみます。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 このように引数に「3 5」と入力して、「3 8」と加算された結果が表示されればOKです。これで、作成したBeanは正常に動いていることを確認することができました。

画面1 実行結果の画面
画面1 実行結果の画面

 この動きを絵にすると、次のようになります。同じJavaVM上でインスタンス化しているSimpleAddTestがSimpleAddBeanを呼び出している形になります。

図1 SimpleAddTestがSimpleAddBeanを呼び出している
図1 SimpleAddTestがSimpleAddBeanを呼び出している

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