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連載

ネットワークのABC、OSI参照モデルとプロトコルネットワークの基礎を学習する CCNA対策講座(2)(3/3 ページ)

本連載では、シスコシステムズ(以下シスコ)が提供するシスコ技術者認定(Cisco Career Certification)から、ネットワーク技術者を認定する資格、CCNA(Cisco Certified Network Associate)を解説します。CCNAは、2007年12月に改訂されたばかりで、2008年1月現在、新試験の情報がまだ少ない状況です。よって本連載は、改訂前の試験(640-801J)で解説をしますが、新試験の解説が可能になり次第、新試験(640-802J)も含めて解説していきます。

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正解

 b、c

解説

 アプリケーション層のプロトコルのほとんどは、トランスポート層でTCPまたはUDPを使用します。正解となるTFTPとSNMPはUDPを使用し、不正解となるHTTP、SMTP、FTPはTCPを使用します。また、WebブラウザとWebサーバの間のやり取りに使用するHTTPでは、暗号化を行うHTTPSもありますが、これは、HTTPの下位にSSL(Secure Sockets Layer)を使用しています。SSLは、トランスポート層のTCPの上位に位置され、主にHTTPに使用されますが、特定のアプリケーションに依存しないプロトコルとされています。このように、プロトコルは別のプロトコルを利用することで全体のアプリケーションとしての動作ができるように規格されています。

今回の着眼点

 今回は、ネットワークとは何か、そしてOSI参照モデルや個々のプロトコルの役割について解説しました。OSI参照モデルでは、第1層の物理層から第7層のアプリケーション層まで、ネットワークがどう伝わっていくかといった流れも理解できるといいと思います。また、今後、スイッチやルータを理解する場合に、OSI参照モデルの各階層が関係してきます。試験でも、どの階層でどの情報がカプセル化されていくかというのが問われます。今回の記事が、そのためのベースになればと思います。


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