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ATRと内田洋行、語学教育の新会社を設立英語は「聞き取り」と「発音」から

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 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)と内田洋行は4月28日、語学教育の新会社「ATR Learning Technology」を4月1日に合弁で設立したと発表した。資本金は9000万円で、出資比率はATRの完全子会社であるATR-Promotionsが55.6%、内田洋行が38.9%、新会社の代表取締役会長 山田玲子氏が5.5%。

 同社は文教市場と民間市場の双方での語学教育の拡大を見込んで、まずは教育機関向けに、Webベースのeラーニングシステム「ATR CALL」を4月から販売する。


ATR Learning Technology 代表取締役会長 山田玲子氏

 ATR CALLにはATRの研究成果が生かされており、人の音声の聞き取り・発音の仕組みや、学習の仕組みに基づいて作られている。山田氏は「外国語学習においては音声が大切。聞き取りや発音からスタートする学習メソッドを採用したのはそのため。また、発音の良し悪しを測定するツールなど、発音学習のための情報処理技術を利用した学習システムも用意した」と説明した。

 内田洋行は、主に学校を中心とした教育市場に強みをもっており、ATR CALLのライセンス販売を積極的に行う。2009年3月までに、文教マーケットを中心に50ユーザーへの導入を目指す。

 企業への導入に関しては、「2009年度以降のステップ」(内田洋行 代表取締役社長 向井眞一氏)としながらも、受託開発は行っていくという。

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