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Cisco IOSのモードの設定情報と識別情報ネットワークの基礎を学習する CCNA対策講座(12)(1/2 ページ)

本連載では、シスコシステムズ(以下シスコ)が提供するシスコ技術者認定(Cisco Career Certification)から、ネットワーク技術者を認定する資格、CCNA(Cisco Certified Network Associate)を解説します。CCNAは、2007年12月に改訂されたばかりで、2008年1月現在、新試験の情報がまだ少ない状況です。よって本連載は、改訂前の試験(640-801J)で解説をしますが、新試験の解説が可能になり次第、新試験(640-802J)も含めて解説していきます。

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 前回「Cisco IOSのモード」では、Cisco IOSのモードとコマンド設定を解説しましたが、今回はそれらの設定情報と識別情報の設定について解説します。

Cisco IOSの設定情報

 Cisco IOSは、デフォルトでNVRAM内のstartup-configファイルをロードし、RAM内でrunning-configファイルを作成します。現在の設定は「show running-config」コマンド、保存されている設定は「show startup-config」コマンドで確認することができます。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 RAMは停止すると消去されるため、変更した場合は、再度NVRAMに保存する必要があります。

図1 RAMとNVRAMの使い方
図1 RAMとNVRAMの使い方

 running-configファイルをstartup-configファイルに保存するには、特権モードにて「copy running-config startup-config」コマンドまたは「copy run start」コマンドを使用します。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

確認問題1

問題

 ルータの設定に関するコマンドと説明として正しいものを2つ選択しなさい。

a.「show running-config」コマンドは、NVRAMに保存された設定を表示する

b.「show startup-config」コマンドは、NVRAMに保存された設定を表示する

c.「copy running-config startup-config」コマンドは、現在の設定をルータの初期設定として保存する

d.「copy startup-config running-config」コマンドは、現在の設定をルータの初期設定として保存する

正解

 b、c

解説

 選択肢bのとおり、NVRAMに保存されている設定情報を表示するには「show startup-config」コマンドを使用します。選択肢aの「show running-config」コマンドは、RAM上の現在の設定を表示します。

 選択肢cのとおり、「copy running-config startup-config」コマンドを使用することで、現在のRAM上の設定をNVRAMに保存し、次回の起動後も使用されるようにします。選択肢dのコマンドはNVRAMに保存されているstartup-configファイルを再度RAM上のrunning-configファイルに読み込み直すコマンドです。

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