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新 情報処理技術者試験、全試験科目をまとめて解説新・情報処理技術者試験はこう変わる(2)(3/4 ページ)

1969年に開始して以来、40年ぶりの大改訂を迎える情報処理技術者試験。本連載では2回にわたり、制度改定の背景、情報処理技術者試験の目指す方向、新試験制度の出題分野などについて解説する

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【高度試験】

 試験形式で大きな変更があります。午前試験が午前I、午前IIの2つの試験に分かれました。

(4)高度午前試験(午前I、午前II試験)

●午前I試験:レベル3

 すべての高度試験区分で共通の試験となります。出題範囲は、基本系試験と同じくテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系のすべてが対象となります。レベルは3です。

●午前II試験:レベル3または4

 各試験区分の専門領域に沿って出題されます。レベルは3または4、重点分野はレベル4となります。

 以下の表10に、午前I、IIの出題範囲(分野)を示します。表中の色部分は、新規に出題対象となった分野、午前IIの◎は区分の重点分野(レベル4)です。また↓は、旧試験よりも問題レベルが下がった分野を表しています。

[高度午前出題範囲]

表10
表10

 午前I試験では、旧高度系試験では範囲外であった基礎理論(数の表現や情報理論、アルゴリズムとデータ構造など)が追加されています。また、エンベデッドシステムスペシャリスト(午前I)、ITサービスマネージャ(午前I、II)でストラテジ系の追加があります。

 分野ごとの出題数(出題比率)までは公表されていませんが、午後II試験については、各区分の重点分野についての出題比率が高く、また内容も高度なものが含まれることが予想されます。

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