人材紹介会社のワークポートは3月6日、同社が2008年3月から2009年2月までに取り扱ったIT業界の求人情報を元に、IT業界における業種・職種別の求人件数および平均年収を発表した。2008年3月から8月までを「08年」、2008年9月から2009年2月までを「09年」とし、企業の人材ニーズの推移を探ることが目的。
平均年収の業種別推移では、大手企業の多いハードウェア・メーカー関連企業が08年、09年ともにトップ。09年は08年に比べて24.3万円増加している。2位は08年から25.3万円増加したコンサルティングファーム・シンクタンク関連企業。ネットワーク・ブロードバンド関連企業がそれに続いた。08年では2位だったSI・ソフトウェア関連企業は、33.5万円減となり4位。ただしその中でもSIer/保守・運用に関しては求人数、平均年収ともに増加している。
職種別で見ると、コンサルタント・プリセールス系が649.4万円でトップ。特にITコンサルタントは08年から額を落としたものの、703.5万円と高水準だった。全体的に平均年収は下がっているが、5位のネットワーク系は10.6万円増。これに関して同社では「外資系大手通信企業の求人情報が平均年収を押し上げた」と要因を説明している。
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