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「就職」ではなく「起業」――学生起業家たちの実態特集:学生起業家たちの肖像(1)

学生時代に起業する人は決して多くはない。成功する者は、ほんの一握りだ。それでも、自らの能力やアイデアを武器に起業する学生は存在する。学生起業の実態とはどんなものなのか、学生起業には何が必要なのかを解説する。

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 あなたは「起業」について、どのようなイメージを抱いていますか。とても困難なもの? そんなことはありません。現在は法整備が進み、以前に比べてかなり起業しやすい環境が整っています。

 アントレ・スクウェアは学生起業家支援団体として、数多くの学生起業家(候補)たちや、ベンチャー企業の社長と話をしてきました。今回は、それらの経験から、「学生起業」について解説したいと思います。

学生起業の実態

 政府資料「平成19年就業構造基本調査」に、下記のようなデータがあります(統計母数6600万人)。

雇用形態 在学者 全体
自営業主 8600人 420万人
会社起業 1100人 160万人
表1 学生起業家の人数

※出典:平成19年就業構造基本調査「年齢、教育、男女、従業上の地位、雇用形態、起業の有無別有業者数」

 学生のときに起業した有名な経営者の例としては、中央大学在学中に月刊『ぴあ』を創刊した、ぴあ代表取締役社長の矢内廣氏や、東京大学在学中に「オン・ザ・エッヂ」を起業した堀江貴文氏がいます。厳密にいうと学生起業ではありませんが、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏も、カリフォルニア大学バークレー校を卒業後、すぐに最初の会社「ユニソン・ワールド」を起業しています。

 海外の有名IT企業にも目を向けてみましょう。ビル・ゲイツ氏はハーバード大学を休学し、ポール・アレン氏と共同でマイクロソフトを設立しました。ヤフーはジェリー・ヤン氏とデビッド・ファイロ氏がスタンフォード大学に在籍していたころに作ったWebサイトからスタートしています(後に2人とも大学を休学し、ヤフーを共同設立)。グーグルも、ラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏がスタンフォード大学の博士課程に在籍していたときの研究プロジェクトが始まりです(後に2人とも大学を休学し、グーグルを共同設立)。

起業する学生はどのようなタイプが多いのか

 学生起業家の統計データはほとんどないため、正確なデータは分かりません。あくまで感覚値ではありますが、起業する学生のタイプを紹介します。

文系or理系

 文系と理系とでは、特別どちらが多いという偏りはないように思います。

学部・専攻

 文系の場合は、経営学部や商学系の学生が目立ちます。一方、理系の場合は、電子・情報処理・工学系の学部が多いようです。

学生が起業する際の業種

 「IT」「広告」「人材」「企画関連」の業種が多い傾向にあります。

学生起業のメリットとデメリット

 学生起業には、メリットとデメリットがあります。それぞれ頭に入れておきましょう。

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