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クラウドコンピューティングでも活用されている「ハイパーバイザー」の役割や種類をざっくり理解しようビジネスパーソンのためのIT用語基礎解説

IT用語の基礎の基礎を、初学者や非エンジニアにも分かりやすく解説する本連載、第26回は「ハイパーバイザー」です。ITエンジニアの学習、エンジニアと協業する業務部門の仲間や経営層への解説にご活用ください。

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1 ハイパーバイザーとは

 ハイパーバイザーは、物理マシン上に仮想マシンを作成したり、仮想マシンを管理したりするためのソフトウェアです。

 ハイパーバイザーは仮想化技術の中核を担う存在であり、ハードウェアリソースの有効活用やコスト削減を実現します。仮想化技術自体は古くから存在しますが、昨今のデジタル化やクラウド普及の影響で、企業がシステムを柔軟かつ効率的に運用する必要性が高まり、改めて注目を集めています。

2 ハイパーバイザーの役割

 ハイパーバイザーは、1台の物理サーバ上に複数の仮想マシンを配置し、それぞれの仮想マシンが独立して動作するように管理、制御します。物理サーバのCPU、メモリ、ストレージ、ネットワークといったハードウェアリソースを仮想マシンに効率的に割り当てることで、複数の異なるOSの仮想マシンやアプリケーションを同時に稼働させられます。


図1:リソース活用イメージ

 仮想マシンが物理サーバのリソースにアクセスする際は、ハイパーバイザーがその役割を担い、やりとりを管理します。

3 ハイパーバイザーの種類

 ハイパーバイザーは、「ベアメタル型」と「ホスト型」の2種類に分類できます。


図2:ベアメタル型とホスト型の比較

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