5分で絶対に分かる、「Webマーケティング」とは:デザイナーのためのWeb学習帳(8)(4/6 ページ)
その概要や、「Webマーケター」の役割、Webマーケティングを行う際の流れ、歴史、ツール、PCとケータイの違いなどを5分で解説
【3分】Webマーケティングの流れ
Webマーケティングは大きく3つの流れから構成されます。その3つとは、プレアクセス、オンアクセス、ポストアクセスです。
- プレアクセス
Webサイトにどのような広告から誘導し、アクセスするか - オンアクセス
Webサイトにどのように、また、どのページにアクセスしてもらうか - ポストアクセス
Webサイトに訪れた後、どのようにユーザーと関係を持つか
この考え方がWebマーケティングには必要です。この3つの中でどれが一番重要かというと、どのくらいWebマーケティングを行っているかによって異なりますが、一番はプレアクセスです。
ポストアクセスが重要という意見もありますが、ユーザーが再訪問したり、ユーザーとの信頼関係を構築するノウハウがあっても、そこに見込み客が来なければ、意味がありません。また、そのノウハウが良いものかどうかの“検証”もできません。
プレアクセス時のWebマーケティングは、どのような広告からどのようなユーザーをサイトに誘導するのかが重要です。誘導する方法としては、リスティング広告、アフィリエイト、純広などのネット広告やSEO対策、TVCM、雑誌からのクロスメディアなどさまざまな方法があります。
広告出稿などユーザーの誘導を始めると、徐々に結果が見えてきます。特にネット広告はすぐに結果が分かるので、広告と自社サイトの相性も分かってきます。結果が見えてくると、その効果が悪かった場合、どこのプロセスがまずかったのかを検証する必要があります。検証する順番は、プレアクセス、オンアクセス、ポストアクセスの順番で、主に以下のようなことがらです。
- プレアクセス
- リスティング広告であれば、どのキーワードの効果が良かったか/悪かったのか
- 純広であれば、どこの媒体に出稿した結果が、良かったか/悪かったのか
- オンアクセス(プロモーションで使うランディングページの精査)
- リスティング広告と純広は同じランディングページでいいのか
- 別々に設定する必要があるのか
- 広告経由のランディングページは、この表現でいいのか
- ポストアクセス
- ステップメールを使っているのであれば、このステップでいいのか
- PCとモバイルで内容を変えた方がいいのか
これらはただ独立してそれぞれで行うことではなく、総合的に見直す作業が必要です。プレアクセスでの方法を変えれば、それに合わせたランディングページも必要ですし、その後のフォローも変わります。そのため、結果からの総合的な判断が重要なのです。
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