IPA情報処理技術者試験センターは1月17日、CBT(Computer Based Testing)方式を採用した「ITパスポート試験」のリハーサル試験を開始した。受験希望者は全国100カ所以上の会場(PDF)から受験場所を選び、都合のいい日程・時間帯に受験できる。リハーサル試験の受験料は無料だ。
従来のITパスポート試験との違い
CBT方式のITパスポートの試験時間は165分、問題数は全部で100問。ストラテジ分野から35問、マネジメント分野から25問、テクノロジ分野から40問程度の出題となる。
従来のITパスポート試験との違いは、大きく分けて3つある。
まず、受験可能日が大幅に増加した。これまでは情報処理技術者試験と同じ日程で、年に2回(春期と秋期)しか受験できなかった。CBT方式の採用によって、受験可能日は月1回〜週5回ペースにまで増える(試験の頻度は会場ごとに異なる)。会場にもよるが、試験は1日最大3回まで実施するため、仕事帰りなどに受験できるようになる。
受験申し込みフローも改善している。CBT方式の試験では、最短で試験日前日まで受験申し込みが可能だ。試験日の1週間前までなら、試験会場、試験日、時間帯を変更できる。
試験終了後、試験結果はその場で表示される。受験回数には制限がないため、たとえ落ちてもすぐに再受験を申し込むことが可能だ。これらの変更点により、「受験者は学習計画が立てやすくなるだろう」と同団体は見ている。
本試験は11月からスタート
ITパスポート試験は2011年11月に全面的なCBT化を予定しており、今回のリハーサル試験は試験運用業務の確認を目的として、同団体が提供するもの。紙を使用した試験は、2011年秋期試験で終了する。
リハーサル試験の受付は3月26日12時まで受け付けており、3月27日まで受験できる。
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