第5回おばかアプリ選手権レポート 見よ! コレジャナーイアプリの数々を!:D89クリップ(26)(3/4 ページ)
5回目のおばかアプリ選手権は、ありえないほどできのいいおばかアプリたちを、コレジャナーイロボ作者と堪能した。あなたのコレジャナーイは?
うんこというマジカルワード
子どもたちの学力低下、算数離れが叫ばれている昨今、子ども自ら「やってみたい」と思えるような問題が少ないことが原因の1つではないのかと思い立ったカヤックの野崎さん。
- アプリ名:うんこ演算
- 作者:カヤック(野崎錬太郎さん)
勉強が苦手な子どもでも、自分の好きなアニメやゲームのキャラクターなら、数が多くても覚えられたりするもの。「楽しいことはどんどん吸収できる」のであれば、勉強自体に興味を持つ題材を持ち込めばよいはずだ。野崎さんが最後にたどり着いた結論は「うんこ」だった。
うんこ演算はそれを具現化したアプリで、100問ある算数問題全てが「うんこ」がらみ。問題の計算要素は自動生成されるので、何度でも学習できるようになっている。
うんこ演算は、当初はiPadアプリとしてリリースするつもりだったが、アップルの審査でリジェクト(3回も!)されてしまったため、Androidアプリとmixiアプリとしてリリースしたという。日本語版に加えて英語版や韓国語版でも展開しており、今後もiPadアプリでの審査通過を目指すとともに、Windows Phone版も検討中だという。
仙台からFandroidマンも参戦!
- アプリ名:萌絵風鈴
- アプリ名:脳波SPORTS
- 作者:萌絵風鈴(dmp)脳波SPORTS(ピンポンプロダクションズ)
※両社はFandroid EAST JAPAN加盟企業
「萌絵風鈴」は風鈴を表現したアプリで、加速度センサを使って端末の揺れを検知し、音を鳴らすというもの。ここまでならよくあるものだが(実際、Androidマーケットでもいくつかある)、萌絵風鈴はただの風鈴アプリではない。名前のとおり、美少女萌えな風鈴である。普通の風鈴であれば「チリン、チリリ〜ン♪」と鳴るところが、萌えボイスになっているのだ。「チリーン、チリリーン」という萌えなアニメ声が流れる。声は13種類が収録されている。
「脳波SPORTS」は、専用の脳波測定デバイスを装着することで「念じて」操作するアプリ。画面の箱を浮かしたりするような内容で、繰り返しやることで脳波を鍛えられるようになっている。デバイスは、米国シリコンバレーにあるB-Bridge Internationalが開発した「Neuro Bridge」が使われており、同社からは技術協力もされているという。「ニュータイプ養成ギブスみたいなもの」といってもいいかもしれない。
不意なUNTとの遭遇や接触を避ける
街中には、いたるところにUNTが存在する。うっかりUNTを踏んでしまうこともあり、30歳くらいの人では平均3.6回踏んだ経験があるという。この10年間で犬を飼っている世帯数は2倍に増えており、今後は高齢化などもあってペットとしての犬はさらに増えると予想されている。必然的に、UNT問題もより一層深刻になる。
「UNTレーダー」は、名前のとおりUNTを発見するためのアプリだ。UNTの発見を報告できる機能もあり、ユーザーからの情報を集めることでUNTの位置を共有し、不意なUNTとの遭遇や接触を避けることができる。
UNTレーダーでは、UNTのタイプ(形状やサイズ、柔らかさなど)なども報告できる。UNTを発見報告したユーザーにはポイントが加算される。さらに、UNTを除去すると勇者としての称賛も得られるという。
HTML5で開発されており、PC、iPhone、Android、Windows Phoneなど、主要なプラットフォームのWebブラウザで利用できる。
ここまで読んで、「UNTとはいったい何なのか?」と疑問に思ったあなたのために、GEOHEXさんの言葉を紹介しよう。
「ウンチというと、アップルの審査をとおらないと思い、UNTというちょっとカッコイイ呼び方にしてみました」(GEOHEXさん)
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