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クラウド「AWS」とAndroidを直結するSDKで何ができるのか?スマートフォンとクラウドをつなぐ技術カタログ(2)(2/3 ページ)

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Androidアプリの開発環境の準備

 サンプルアプリを動かすには、Eclipse上にAndroidの開発環境を準備しておく必要があります。また、Android端末の実機をお持ちの方は、そちらでサンプルを動かすことも可能です。本稿では、開発環境の準備に関しては割愛しますが、以下を参考にしてください。

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AWSのアカウント

 また、AWSのアカウントも取得済みで、AWSの管理コンソールである「AWS Management Console」へアクセス可能な状態であるものとして話を進めていきます(AWSの新規アカウントを作成すると、1年間の無料枠が提供されるので、本サンプルアプリも無料で動かせます。AWSアカウントをお持ちでない方は、下記記事を参考にアカウントを作成してみてください)。

アクセスキー(Security Credentials)の準備

 AWSAndroidDemoは、「アクセスキー(Security Credentials)をアプリ内に埋め込む」という仕組み的に一番簡単なサンプルです。あらかじめAWS Management Consoleにアクセスし、アクセスキーを取得しておきましょう。

 AWS Management Consoleにログイン後、右上のユーザーIDをクリックしてリストを表示し、「Security Credentials」を選択します。アクセス証明書画面でアクセスキーIDとシークレットアクセスキーを入手できます。

図3 アクセスキーの入手
図3 アクセスキーの入手

AWS SDK for Androidのダウンロード

 「AWS SDK for Android」のページにアクセスし、AWS SDK for Androidをダウンロードします。

 デスクトップなどにダウンロードしたZIPファイル「aws-android-sdk-1.1.0.zip」を解凍します。解凍した「aws-android-sdk-1.1.0」フォルダ内の「samples」フォルダにサンプルアプリが入っています。この「samples」フォルダ以下のフォルダ群を、今回使用するEclipseのワークスペースにコピーしておきます(本稿ではワークスペースを「F:\workspace_android」としています)。

サンプルアプリのEclipseへのインポート

 Eclipseを起動し、[ファイル]→[新規]→[Androidプロジェクト]で新規プロジェクトを作成します。今回は[ファイル]→[インポート]は使いません([インポート]ウィザードで認識されない形でサンプルが提供されているので)。

 [外部ソースからプロジェクトを作成]ラジオボタンを選択し、ロケーションの[参照...]ボタンをクリックします。ここで、先ほどコピーしておいた「AWSAndroidDemo」フォルダを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。ビルド・ターゲット選択画面では「Android 2.1」にチェックを入れ、[完了]ボタンをクリックします。これで、サンプルアプリのインポートは完了です。

図4 サンプルアプリのインポート
図4 サンプルアプリのインポート

ビルドパスの修正とアクセスキーの設定

 サンプルをEclipseにインポートした時点ではビルドエラーが出ています。ビルドパスにAWS SDK for Androidライブラリへのパスが設定されていないからです。[パッケージ・エクスプローラ]を見ると、「libs」フォルダに「aws-android-sdk-1.1.0-debug.jar」が入っていることが分かるので、このファイルを右クリックし[ビルド・パス]→[ビルド・パスに追加]でビルド・パスに追加します。すると、[問題]ビューのエラーが消えて、実行可能になります。

AWS SDK for Androidには「aws-android-sdk-1.1.0-debug.jar」以外に複数のJARファイルがあります。利用するAWSサービスに応じて使い分けができます。今回は開発用のライブラリを利用しています。

 次に、アクセスキーの設定です。[パッケージ・エクスプローラ]で「src\com.amazon.aws.demo」フォルダを開き、「AwsCredentials.properties」ファイルを開きます。「ACCESS_KEY_ID」「SECRET_KEY」の値が「CHANGE ME」となっているので、それぞれにアクセスキーIDとシークレットアクセスキーを貼り付けます。これにより、図2の緑色の鍵が最初から常にAndroid端末側にある状態になります。

「AWSAndroidDemo」サンプルアプリの実行

 準備ができたので、[F11]キーを押下してサンプルアプリを実行します。初回は[次をDebug]ダイアログが開くので、「Androidアプリ」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。実機を準備している方は、USBケーブルで実機を開発PCに接続してから[F11]を押下してください。すると、下記の画面のような「AWS Demo」が起動します。

図5 AWS Demoサンプルアプリ
図5 AWS Demoサンプルアプリ

 このサンプルアプリではSNS、SQS、S3、SimpleDBに直接アクセスできます。

(エミュレータを使っている方)エミュレータの時刻を修正しておく

 Androidアプリの実行にエミュレータを使っている方は、エミュレータの時刻を修正しておく必要があります。そうしないと、サンプルで実際にS3などにアクセスした際に403エラーが発生します。

 エミュレータのホーム画面で[Menu]ボタンをクリックし、さらに[Settings]をクリックして設定画面を開き、開いた画面で「Date & Time」を選択します。[Date & time settings]画面で[Automatic]のチェックを外し、[Select time zone]で「Tokyo, Osaka」を選択します。これで正しい日本時刻になります。

 次ページでは、実際にS3にAndroid端末からアクセスしてみます。

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