CompTIA日本支局は3月30日より、ストレージエンジニア向けの認定資格「CompTIA Storage+ Powered by SNIA認定資格」の日本語試験を開始する。
試験は、CBT(Computer Based Testing)形式で行う。対象者は、ストレージに関わる実務経験が1年以上あるエンジニア。全国100カ所以上のテストセンターで、毎日受験することが可能だ。
問題数は100問で、試験時間は90分。100〜900のスコア形式で、720スコア以上の獲得で合格となる。試験費用は3万404円。
ビッグデータを保護・管理する人材へのニーズが高まる
本試験は、ストレージ内に大量に蓄積したデータを保護・管理するストレージエンジニアへのニーズの高まりを受けて、非営利団体 Storage Networking Industry Association(SNIA)とCompTIAが提携して開発した資格だ。
米国では2011年から提供を開始。日本では、2012年1月から英語試験を配信している。今回の日本語版は、英語試験を翻訳したものである。
試験内容と出題範囲
試験では、アーカイブ、バックアップ、リストアといった基本的なネットワーク設定の知識とスキルに関する問題を出題する。また、接続に関するトラブルシューティングの実行や文書の参照をはじめ、事業継続(BCP)、システム統合やアプリケーションのワークロードなど、ストレージ環境の構築や管理、運用に関連する幅広い知識を問う。
出題範囲と出題比率
- ストレージコンポーネント:20%
- 接続性:24%
- ストレージの管理:26%
- データ保護:17%
- ストレージのパフォーマンス:13%
詳細は、同団体が配布するCompTIA Storage+認定資格出題範囲(PDF)より確認できる。
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