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プログラムを「どや!」と発表し合う、明治大学アブノーマルプログラミングUXClip(7)(2/3 ページ)

「人を驚かせ、笑わせ、楽しませる」というコンセプトに基づき、アブノーマルなプログラミングを発表し合うイベントABProをレポートする。

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マウスも(自動で)走る!

 もちろん、キーボードを走らせる学生がいれば、マウスを走らせる学生もいる。マウスにタイヤを付け、モーターを仕込んで自走するマウス(ポインタも動作する)が披露され、結構な速度でマウスが自走した。


マウスがロボットに(制作:@mintu_tri

スマホで磁気を読み取る

 ABProでは毎年、教授も発表側に回る。宮下芳明先生も電子工作を披露した。「スマホは磁気を感じる」と題して、スマートフォンのジャイロコンパス機能を使い、スマートフォンの周りで磁石を動かして、プレゼンアプリを操作した。

 さらに、スマートフォンに磁気ヘッドを追加し、カセットテープやクレジットカードなどを読むデモンストレーションを続けた。

 わざわざ磁気ヘッドをつなげる力業、磁気ヘッドからの読み込みに続けて出力も可能なことを示したデモで会場をあぜんとさせた。成功するのは200回に1回ぐらいらしい。


スマホでプレゼンする宮下先生

 ABProはゲストも飛び入りも歓迎なので、面白さを聞き付けたエンジニアがいろいろなところから発表にくる。

キーボードに頭を載せる

 ニコニコ学会βでもポスターセッションで発表していたクウジット@yumu19氏は睡眠状態を記録するスリープトラッカーを自作。

 柔らかいキーボードの上に頭を載せることで、980円でスリープトラッカーを実装するHackを披露。


柔らかいキーボードに頭を載せる

普通じゃないコミュニケーションツール

 コンピュータが個人のものから、人と人のコミュニケーションを助けるものになるにつれて、コミュニケーションの手助けをするために開発されるプログラムが増えている。ABProでもコミュニケーションツールが多く披露された。

スムーズに喧嘩が売れる社会を

 「Twitter上ではお互いをスルーしがち。意見の違いがあるときにはきちんと議論しよう!」というコンセプトで作られたのが、Twitterに宣戦布告ボタンを付加する「論争を促進するUI」プログラムだ。


その意見には賛成できない、宣戦布告だ!(制作:@akiba_yuri

愛を伝えるために連打するプログラム

 「いいね!ボタンやレビューでは好きなものへの愛が伝わらない。インターネットの向こう側に愛を伝えるのは連打だ!」をコンセプトに、チームラボ@digitaljunky氏が開発した「れんあい!」。Pinterestのようなクリッピングツールだが、クリップの大きさが連打で変化し、クリッピングされたものがどのぐらい好きなのかが可視化される。デモ時に舞台上で連打を披露し、大汗をかいていた。


プレゼン中に200回ボタンを連打する

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