「CloudStack 4.0」公開、ASF移管後初のリリース:仮想化対応強化など十数項目の新機能
Apache CloudStackプロジェクトは11月6日、オープンソースのIaaSクラウド構築・運用ソフトウェアの新バージョンとなる「CloudStack 4.0.0」をリリースした。
Apache CloudStackプロジェクトは11月6日、オープンソースのIaaSクラウド構築・運用ソフトウェアの新バージョンとなる「CloudStack 4.0.0」をリリースした。2012年4月に米CitrixからApache Software Foundation(ASF)に移管されて以来、初のリリースとなる。
CloudStackは豊富な機能を備えたIaaSを構築できるソフトウェアプラットフォームで、直感的なインターフェイスと、コンピュータやネットワーク管理用のAPI、プライベートやパブリック、あるいはハイブリッド型クラウドのためのストレージで構成される。ライセンスは従来のGPL v3からApache 2.0に変更されている。
4.0.0では、これまで別パッケージだったAmazon Web Services APIをサポートしたほか、SDN(Software Defined Network)実現に向けたNicira NVPのサポート、Ubuntu 12.04とRHEL 6.3に対応したKVMハイパーバイザのサポート、XenServer上のセキュアコンソールアクセスなど、十数項目の新機能を提供。バグ修正やセキュリティ問題の修正も行っている。
11月30日から12月2日には米ラスベガスで初のコラボレーションカンファレンス「CloudStack Collaboration Conference」を開き、CloudStackの機能やベストプラクティス、今後のリリース予定などを紹介する。
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