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Amazon CloudFront、手軽に配信地域を制限できる新機能導入AWS情報アップデート

米Amazon Web Servicesのコンテンツ配信ネットワークサービス、「Amazon CloudFront」に、コンテンツ配信先の地域制限を簡単に設定できる機能が加わった。

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 米Amazon Web Services(AWS)は2013年12月18日、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)サービスの「Amazon CloudFront」にコンテンツ配信先の地域制限を簡単に設定できる機能が加わったと発表した。

 これまではCloudFrontのプライベートコンテンツ機能とサードパーティのジオロケーション製品を組み合わせてWebアプリケーションに地域制限をかけることが可能だったが、今回の新機能ではエッジロケーションで地域を制限できるようになり、サードパーティのジオロケーション製品が不要になった。

 例えば国内でのみ配信権を持つオンラインビデオ配信サービスの場合、他国からアクセスできないようにするために、Amazon CloudFrontの地域制限機能を使って動画ファイルの配信を許可する国のホワイトリストを作成できる。CloudFrontのエッジロケーションでIPアドレスに基づいてユーザーの所在地をチェックし、ホワイトリストで指定された国のIPアドレスにのみ動画を配信する仕組み。

 また、例えばライセンス条件などを理由にソフトウェア製品のダウンロード提供先を制限する必要がある場合、Amazon CloudFront Management Console(またはAPI)でブラックリストを作成すれば、指定された国や地域へはコンテンツを配信できなくなる。

 地域制限の有効化・無効化は、Management Consoleに新設された「Restrictions」タブで設定できる。有効にした場合、ホワイトリストかブラックリストかを選択し、リストに含める国を一覧から選んで追加する。設定情報は数分以内にCloudFrontのエッジロケーションに反映されるという。

 配信できない国や地域で表示される「403:Forbidden」のエラーメッセージをカスタマイズできる機能も提供している。

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