ネットワークだけじゃない、トータルセキュリティを――デルが戦略説明会:SonicWALLに資産管理やマネージドサービスもワンストップで
デルは2014年1月24日、UTM製品「SonicWALL」とマネージドサービス「SecureWorks」を中心としたセキュリティ事業戦略について説明会を開催した。
デルは2014年1月24日、UTM製品「SonicWALL」とマネージドサービス「SecureWorks」を中心としたセキュリティ事業戦略について説明会を開催した。
SonicWALLは、ファイアウォールやVPN、IPS、アンチウイルスやアプリケーションコントロールといったセキュリティ機能をひとまとめに提供するUTM製品だ。独自のパケット解析エンジンである「RFDPI(Reassembly-Free Deep Packet Inspection)」によるフローベーススキャンの採用により、トラフィック負荷が高まっても安定したパフォーマンスを実現できることが特徴だ。
米ソニックウォールは2012年3月、買収によってデルの傘下に入ったが、「一昨年から昨年にかけて、デル経由での販売は3倍強に増加した。『デルソリューション』の一部として認知されている」と、デル ソフトウェア事業本部 セキュリティソフトウェア本部 本部長の藤岡健氏は述べた。SMB市場向けの出荷が堅調に推移した一方で、大規模環境向けのフラグシップモデル「SuperMassive」は、教育機関や地方自治体などの公共部門を中心に導入が進んだという。
今後は、SMB市場でのさらなるシェア拡大に向けて、販売代理店向けのキャンペーンプログラムを推進するほか、新規二次代理店の開拓などに取り組む。
最大のポイントは、SonicWALLとそれ以外のセキュリティソリューションを組み合わせて提供する点で、これによりSMB市場のみならず、中/大規模法人市場でのシェア拡大を図るという。
「SonicWallというと『ネットワークセキュリティ』というイメージだが、PC資産管理を実現する『KACE』と、情報管理や漏洩対策、統制などすべて含めたマネージドサービス『SecureWorks』という3つを柱に、セキュリティに関するソリューションをワンストップで提供する」(藤岡氏)。
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