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Excelでプログラム作成を始めるメリットとマクロの基本Excelマクロ/VBAで始める業務自動化プログラミング入門(1)(5/5 ページ)

プログラミング初心者を対象にExcelマクロ/VBAを使った業務自動化プログラムの作り方を一から解説します。初回は、そもそもプログラミングとは何か、Visual BasicとVBAとマクロの違い、マクロの作り方、保存/削除、セキュリティ設定などについて【Windows 10、Excel 2016に対応】。

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マクロを含んだExcelブックの保存

 せっかく作成したマクロを含むExcelファイルは保存しておきたいものだ。そこで、次にマクロを含んだブック(Excelファイル)の保存について見ていこう。

 Excel 2007以降では、マクロを含んだブックは、通常のExcelファイルとは異なる「マクロ有効ブック」として保存するようになった。

 Excelメニューの[ファイル]→[エクスポート]と選択する。「ファイル種類の変更」をダブルクリックする。「名前を付けて保存」の画面が表示されるので、[ファイルの種類]に「Excelマクロ有効ブック(*.xlsm)」を選択して、ファイル名を指定する(図25)。マクロを含んだファイルの拡張子は「.xlsm」となる。


図25 マクロを含んだファイルは「Excelマクロ有効ブック(*.xlsm)」形式で保存

Excelマクロの削除

 では、不要になったマクロはどうするか? 当然削除することになるので、連載初回の最後はマクロの削除方法について見ていこう。

 まず、[開発]タブ内のマクロをクリックする。マクロの画面が表示されるので、削除したいマクロを選択して[削除]ボタンをクリックする(図26)。


図26 マクロの削除

 VBEからでもマクロを削除できる。削除したいマクロの記述部分を選択し、キーボードの[Delete]キーを押す。これでVBEからマクロが削除できる(図27)。


図27 VBEからマクロを削除。[Delete]キーで削除する

次回からは、Excel VBAの基礎知識

 今回はここまでだ。簡単なマクロを登録して、マクロを実行するところまでを解説したが、まだ1回目で内容も容易であるため、十分に理解できたのではないだろうか。この回では、マクロとは何であって、どのように使用すればいいかがを理解できれば十分だ。

 次回は、Excel VBAの基礎知識について解説する。プログラミング用語も出てくるので、分かりやすく解説したいと思う。お楽しみに。

■更新履歴

【2016/6/27】Windows 10、Excel 2016に対応しました。


参考書籍

著者プロフィール

PROJECT KySS 薬師寺 国安(やくしじ くにやす)

1950年生まれ。フリーVBプログラマ。高級婦人服メーカーの事務職に在職中、趣味でVBやActiveXに取り組み、記事を執筆。2003年よりフリー。.NETやRIAに関する執筆多数。Windowsストアアプリも多数公開中(約270本)。

 

Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。

Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。

Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。

PROJECT KySSは、1997年に薬師寺聖と結成したコラボレーション・ユニット


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