WordPressインストール&テーマカスタマイズ超入門:隔週刊「キャンペーンサイト構築&運用」(2)(3/4 ページ)
本連載では、全5回でWindows Azure WebサイトとWebMatrix 3によってWordPressをカンタンに導入し、キャンペーンサイトを構築して運用するノウハウを解説する。今回は、ローカルPCにWordPressを簡単に環境構築し、テーマをカスタマイズしてクラウドにデプロイするまでの基本的な方法を解説する。
HTMLとCSSの編集
以下のようにHTMLのコーディングを行っていく。
次に、WordPressの管理画面でテーマを選択できるように、style.cssの一番上に下記の記述を入力する。バージョンやライセンスなども入力できるが、最低限これらを入力する。
- Theme Name:テーマの名前
- Description:テーマの説明
- Author:テーマの作成者
オリジナルテーマの反映
管理画面(ローカル環境)のメニューの「外観」→「テーマ」画面で、オリジナルテーマが選択できるようになっているので、「有効化」をクリックするとテーマが反映される。ここにスクリーンショットを表示したい場合は、screenshot.pngを作成し、現在作成中のテーマフォルダー内に置けば反映される。
CSS(style.css)と画像のパスをWordPressのテンプレートタグを用いて、きちんと通す必要あるため、下記のように対象個所のパスを書き変える。各タグはPHPのタグで囲む。
- bloginfo('name'); → サイト名を表示
- home_url() → トップページのURLを取得
- get_stylesheet_uri(); → スタイルシートのパスを取得
- get_template_directory_uri (); → テーマディレクトリのパスを取得
ブラウザーで確認しながら、WebMatrixでコーディングしつつ、またブラウザーで確認しながら…… と繰り返して、完成したらAzureWebサイト上に発行する。
WordPressの管理画面で、誰でもサイトの各パーツを編集できるようにする
ここまでで取りあえずサイトを発行した。しかし、このままでは各パーツ「ヘッダー画像」「プレゼント紹介コーナー」「キャンペーンについて」を編集することはできない。ファイルを直接触らずに誰でも管理画面からヘッダー画像(タイトルの画像)を差し替えたり、プレゼントのテキスト変更を行えたりするようにする。
ヘッダー画像を差し替えられるようにする
まず、「functions.php」というファイルをテーマディレクトリの中に作成し、下記のコードを記述する。widthやheightには挿入する画像のサイズを指定する。
<?php $args = array( 'default-image' => get_bloginfo('template_url').'/img/main.jpg', 'width' => 940, 'height' => 120, 'header-text' => false, ); add_theme_support( 'custom-header', $args ); ?>
これにより管理画面メニューの「外観」で「ヘッダー」という項目が選べるようになる。ここで画像をアップロードし、「変更を保存」をクリックすると、画像が差し替わる。
このカスタムヘッダーで差し替えた画像が出力されるように、HTMLファイルの画像のパスは下記のように書き変えておく。
<img src="<?php header_image(); ?>" height="<?php echo get_custom_header()->height; ?>" width="<?php echo get_custom_header()->width; ?>" alt="<?php bloginfo('name'); ?>" />
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