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CitusDB、PostgreSQL向け列ストアエクステンションをオープンソース化:分析処理がさらに効率化
CitusDBが、PostgreSQL用の列ストアエクステンションをオープンソース化することを発表した。
データベース分析サービスを提供しているCitusDBは、2014年4月3日、「PostgreSQL」向けの列ストアエクステンション(columnar store extension for PostgreSQL)をオープンソースとして公開することを発表した。列ストアは、データがバッチで処理される分析系のワークロードに大きなメリットがあると説明している。
列ストアエクステンションは、データ配列にORC(Optimized Row Columnar)形式を採用。メモリ内とディスク上のデータサイズ縮小や、クエリに関係のある列データのみを読み込むことでI/Oバウンドなクエリで性能向上が期待できるなどのメリットがあるという。
さらに、PostgreSQLの40以上のデータ型をサポートしており、PostgreSQLのクエリオプティマイザーを使った統計収集、セットアップの簡略化も実現できるという。
PostgreSQLで列ストアエクステンションを使った場合のメリットとして、TPC-Hのベンチマークでは、テーブルの圧縮率は3.5倍、クエリランタイムは約2倍、関連あるカラムのみの読み込みによるI/O使用率は10倍強になったとCitusDBでは報告している。
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