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HPがフォックスコンと組んでクラウド事業者向けサーバー新製品を開発へ

IaaSサービスプロバイダーを対象に、より拡張性が高く大容量で、コスト効率のよい製品ラインアップを提供することを目的に、米HPがフォックスコンと新たなパートナーシップを組む。

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 米ヒューレット・パッカード(HP)は米国時間2014年4月30日、台湾のEMS大手フォックスコンと、新サーバー製品の提供に関する業務提携に合意したことを発表した。業務提携は2014年5月1日付けでスタートした。

 HPの発表によると、新サーバー製品はクラウドサービスプロバイダーなどを対象としたもの。

 今回の提携について、HPの社長兼CEOであるメグ・ホイットマン氏は「HPのサーバー事業のビジネスモデル改革を反映するもので、フォックスコンのハイボリュームデザインと製造の専門知識を、HPのコンピューティングとサービスにおけるリーダーシップと組み合わせることで、両社がインフラストラクチャの経済において状況を大きく変える製品を供給することを可能にします」とのコメントを示している。

 HPのサーバー事業のビジネスモデル改革とは、具体的には、大規模な製造ラインを持つフォックスコンがサーバー製品の製造を、HPが販売およびマーケティングを担う分業体制を推進し、より低価格でスケールさせやすい製品を投入することになるものと考えられる。米HPのプレスリリースでは、ジョイントベンチャーを立ち上げる、といったニュアンスのタイトルが付いているが、実質的には「提携」と表現すべき契約内容になっているようだ。

 今回の提携についてHPでは、IDCの調査を根拠にクラウドサービス市場の拡大とともに、従来のホスティングサーバー類のIaaSサービスへの移行に拍車が掛かると指摘、今後クラウドサービス事業者向けに、拡張性が高く大容量で、コスト効率のよい製品ラインアップを提供するとしている。この新製品はMoonshotを含むHPの既存のProLiantサーバー製品群を補完するものになるという。

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