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Pivotal、「Pivotal Web Services」を正式リリースPivotalのPWS

Cloud Foundryを使ったPaaS環境「Pivotal Web Services」が正式リリースに。略称はPWS。60日間の無料試用が可能だ。

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 ビッグデータ分析プラットフォームやPaaSなどのサービスを手掛ける米Pivotalは2014年5月7日、Cloud FoundryをベースとしたPaaS環境「Pivotal Web Services」(PWS)の正式リリースを発表した。

 Pivotalは企業のための次世代アプリケーション開発環境提供を目指し、EMCやヴイエムウェアが2013年設立した企業。PWSは複数の環境を横断するアプリケーションのアップデートやスケーリングが手早くでき、プロダクション環境にあるアプリケーションをCloud Foundryでメンテナンスできるサービスとして開発され、これまで招待制で運営されてきた。

 同社によると、PWSは、JavaアプリケーションフレームワークであるSpring、RubyによるWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Rails、サーバーサイドJavaScript用で用いられるNode.jsなどの主要フレームワークをサポートし、アプリケーションの需要増大に対応して手軽にスケーリングできる。自動負荷調整やアプリケーションの健康状態モニター機能を提供し、インスタンスに障害が起きた場合でも自動的に復旧できる。

 60日間は無料で試用できる。料金はメモリ使用量に応じた従量制で、Gバイト当たり毎時0.03ドル。最大10Gバイトまでのメモリを提供し、個別の相談に応じてさらに容量を増やすことも可能だという。

 料金表のページにはAmazon Web Services(AWS)との比較表も掲載されている。それによると、PWSは512MバイトのアプリインスタンスでHTTPルーティングや負荷バランス、HTTPトラフィックなどの無料機能込みの料金が月額10.80ドル。これに対してAWS Elastic Beanstalkの場合はEC2 Linuxのt1.microインスタンス料金にElastic Load Balancerなどのサービス料金が加算され、月額35.27ドルとなっている。

 また、「Services Marketplace」を通じてSendGrid、NewRelic、ClearDB、MongoLabsといったサードパーティのサービスも利用できる。

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