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米IBMのSDSはコードネーム「Elastic Storage」ファイルシステムから新しい?

Software Defined Storageの具体的な技術をIBMが発表。同社独自の研究開発成果を盛り込んだハイパフォーマンス型を掲げている。

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 2014年5月13日、米IBMは「Software Define Storage」製品ポートフォリオを発表した。

 同ポートフォリオの核となるソフトウェア定義型ストレージ技術はコードネーム「Elastic Storage」と呼ばれる。

 具体的には、ストレージ仮想化技術を使い、かつ、同社が「グローバルファイルシステム」と呼ぶElastic Storageをデータ管理基盤とすることで、複数の筺体間、あるいはデータセンター間で共通の名前空間を使った統合的なデータ管理を実現する。

 また、Elastic Storageは、個々のサーバー機器が持つフラッシュキャッシュストレージを自動認識し、キャッシュメモリのリソースプールを形成する機能も持つ。また、フラッシュストレージアレイやディスクドライブ、テープドライブを含むストレージプール全体に対する自動階層化も行えるという。

 また、Elastic StorageはIBMの他のプロダクト同様、OpenStackの共通APIにも対応しており、Cinder、Swiftともに扱える(Apache Hadoopなどにも対応する)。また、Elastic Storageは、IBMが推進しているIaaS環境であるSoftLayerのクラウドサービスとしても提供する予定だという。

 今回のポートフォリオ発表に際し、米IBMでは、Elastic Storageの技術の基礎に、IBM Research Labsにおける研究成果である特許取得済み技術が採用されているとしている。

 また、IBMでは2014年5月19日に、Software Defined Storage製品ラインアップとして、自社ストレージ装置新製品を発表している。他社製ストレージを含むストレージプール自動階層化機能や独自のリアルタイム圧縮機能を実装した「IBM Storwize V7000」およびフラッシュストレージ製品「IBM DS8870 Flashエンクロージャー」を2014年6月6日から出荷、LTO(Linear Tape-Open) Ultrium 6およびLTO Ultrium 5規格に対応する「IBM System Storage TS4500 テープ・ライブラリー」を2014年6月13日から出荷する予定だ。

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