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OpenSSLの代替目指す「LibreSSL 2.0」、ポータブル版公開OpenBSD以外のプラットフォームにも

OpenBSDプロジェクトは2014年7月11日、OpenSSLのフォークとして開発している「LibreSSL」のポータブル版「LibreSSL 2.0.0」を公開した。Linux、Solaris、Mac OS X、FreeBSDの各バージョンでテストを済ませているという。

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 OpenBSDプロジェクトは2014年7月11日、OpenSSLのフォークとして開発している「LibreSSL」ポータブル版の初のリリースとなる「LibreSSL 2.0.0」を公開した。同13日には不具合を修正した「LibreSSL 2.0.1」も公開している。

 LibreSSLのプロジェクトは、OpenSSLに「Heartbleed」と呼ばれる重大な脆弱性が発覚したことを受けて、2014年4月にスタートした。古くなったコードや不要なコードを取り除き、セキュリティの強化を目指している。

 「LibreSSL 2.0.0」はコミュニティで使ってもらい、フィードバックを募るための最初のリリースとして公開された。Linux、Solaris、Mac OS X、FreeBSDの各バージョンでテストを済ませており、今後リソースが許す範囲で他のプラットフォームのサポートも追加するとしている。

 2.0.1では最初のフィードバックに基づいてポータブル性に関する多数の不具合を修正し、新しい設定オプションとして「OPENSSLDIR」「ENGINESDIR」が加わった。また、ハードコーディングされたコンパイラーのオプションも、一部システムで問題があったとして削除された。

 Gentoo Linuxのデベロッパー、ヨハネス・ボック氏は、LibreSSL 2.0.0をGentoo Linuxでテストした結果、OpenSSLを完全にLibreSSLに置き換えることができたと報告。少数の例外を除き、OpenSSLを使ったパッケージの復元に成功したと伝えている。

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