S3とCloudFrontを組み合わせた構成を作る:AWS Tips(2/2 ページ)
コンテンツデリバリネットワーク(CDN)の「CloudFront」を利用すると、静的なコンテンツを効率よく配信できます。Amazon S3でCloudFrontを利用する方法をまとめます。
CloudFrontとAmazon S3を組み合わせる
続いて、CloudFrontの設定を行います。
マネジメントコンソールからCloudFrontのサービスを選択します。「Create Distribution」をクリックして、Webの「Get Started」をクリックします。
Origin Domain Nameの入力欄をクリックすると、Amazon S3の「Web site hosting」で作成したドメイン名が表示されるので、作成したものを選択します。「Origin ID」は「Origin Domain Name」を選択すると自動的に入力されるので、デフォルトのまま先に進みます。
Alternate Domain Names(CNAMEs)には、Webサイトで利用するドメイン名を入力します。
残りの項目はデフォルトのままで、「Create Distribution」をクリックします。Distributionの作成後、ステータスが「InProgress」から「Deployed」に変われば、CloudFrontが利用可能になります。Domain Nameで表示されているものが、CloudFrontのドメイン名になります。
実際にデータが置かれているのはAmazon S3なのですが 、このような設定をすることで、CloudFrontのドメイン名へアクセスした場合でも、CloudFrontのキャッシュサーバーからデータを取得していることになります。
ネームサーバーでCNAMEの設定
あとは、Webサイトで利用するドメイン名に対し、CNAMEでCloudFrontのドメイン名を設定するだけです。AWSでは、「Route53」というDNSのサービスも提供されているので、使っているドメインをRoute53で設定、運用するのも便利なのではないでしょうか。
山田 雄大(やまだ たかひろ)
サーバーワークス クラウドインテグレーション本部 インプリメンテーション部 エンタープライズインプリメンテーションチーム
AWS認定システムオペレーションアドミニストレーター(アソシエイトレベル)で、新卒2年目。
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