VR/AR開発でも生きる、Unityで3Dモデルや色、テクスチャのマテリアルを作成、変更、保存する基本:ゲーム開発初心者のためのUnity入門(2)(3/4 ページ)
Unityで3Dゲームを作るまでのいろいろな処理を解説する連載。今回は、色やテクスチャ、画像、アセットで「物の見え方」を決めるMaterialやCamera、Scale、Directional Light、Rotationを設定/変更する方法を紹介する【Windows 10、Unity 5.4に対応】。
マテリアル(色)の作成と変更
マテリアル(色)の作成
まず、Unityのメニューから「Assets→Create→Material」と選択する(図10)。
すると、「プロジェクト」ビューの「Assets」フォルダー内に「New Material」という名前のグレーの球のアイコンが作成される。この「New Material」という名前をクリックすると編集状態になるので、名前を「RedColor」と変更しておこう(図11)。
「RedColor」というマテリアルを選択すると、その設定が「Inspector」に表示される。その中に「Main Maps」という項目があり、その中に「Albedo」という項目があって、右に白い矩形があるので、この矩形をクリックすると「Color」が起動するので、赤系統色を選択する(図12)。すると、「Assets」内のグレーの球が赤系統色に変化する。
マテリアル(色)の変更
次に、この赤系統色の「RedColor」というマテリアルをScene画面の中に表示されている、Cubeの上にドラッグ&ドロップする。するとCubeが赤系統色に変化する(図13)。
次に、Sphereにマテリアルを設定してみよう。先ほどの図10〜12の手順でマテリアルを追加し、名前に「BlueColor」と指定し、図12の画面で青系統色を選択する。そして、青系統色になった球をSphereにドラッグ&ドロップすると、Sphereが青系統色に変わる(図14)。
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