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グレープシティ、SDKで外部システムとも連携可能なActiveReportsのサーバー版を提供開始Web上で帳票の管理・参照が可能に

グレープシティは7月16日、Visual Studio向けの帳票開発コンポーネント「ActiveReports for .NET 9.0J」Professionalエディションのサーバー製品である「ActiveReports 9.0J Server」をリリースした。ActiveReportsで開発した帳票を、Web画面から管理・参照できるようになる。

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 グレープシティは2015年7月16日、帳票開発コンポーネント「ActiveReports for .NET 9.0J」Professionalエディション向けのサーバー製品「ActiveReports 9.0J Server」をリリースした。ActiveReportsはレイアウトや書式といった外観デザインの設定、データ接続、印刷、PDFへの出力設定などの機能を備えるVisual Studio向け帳票開発コンポーネント。1998年の発売以来、グレープシティは累計7万5000ライセンスを販売しているという。

二種類のポータルから帳票操作が可能

 ActiveReports 9.0J Serverは、Webサーバー(IIS)にインストールするだけで帳票運用環境を構築できるサーバー製品。Webポータルサイトとして動作する「サーバー」、帳票の実行エンジンとして動作する「エージェント」に分かれる。1つの「サーバー」につき5つの「エージェント」まで接続可能。「サーバー」と「エージェント」は1台に共存することも、別サーバーにインストールすることも可能だ。

 帳票開発者がActiveReportsで作成した帳票をサーバー上にアップロードすると、システム管理者、一般ユーザー、開発者など使う人の立場に合わせた多種多様な運用が可能となる。

 ポータル画面は「管理者ポータル」と「利用者ポータル」に分かれ、管理者ポータルでは帳票のアップロードや帳票への権限設定の他、ユーザー管理やシステム診断などの管理操作が可能。利用者ポータルはiPad・iPhoneからもアクセス可能な画面で、帳票の閲覧や、PDF・Word・Excelなど各種ファイル形式での保存を行うことができる。

 また、開発者向けSDKとしてWebサービスライブラリも提供され、外部システムと連携させたアプリケーションの開発も可能となっている。

価格・動作環境

 「サーバー」を使う場合、「基本サーバーライセンス」として1ライセンス当たり30万2400円(税込み)掛かるが、従来のActiveReports for .NET 9.0Jユーザーであれば無償でライセンスが取得できる。また、「エージェント」がインストールされたサーバーのコア数に応じた「コアサーバーライセンス」の購入が別途必要となる(2コア当たり税込み12万960円)。

 「サーバー」および「エージェント」の動作環境は「Windows Server 2008」「.NET Framework 4.5」以降が対象。

 ポータル画面はWebブラウザー「Internet Explorer 9」以降、「Google Chrome」の最新版もしくはその一つ前のバージョン、Safari for iOS 8で動作する。

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