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「Apache Kylin」がトップレベルプロジェクトに昇格米イーベイ発、“ペタバイトスケール”のデータ分析エンジン

OLAP on Hadoopを実現する「Apache Kylin」がトップレベルプロジェクトに昇格した。巨大なデータセットを扱うことができ、既存BIツールと組み合わせることもできる。

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プロジェクトのトップページには、プロジェクト名の語源でもある麒麟(きりん)のロゴ

 The Apache Software Foundation (ASF)は2015年12月8日(北米時間)、データ分析エンジンとして開発が進められているApache Kylinがトップレベルプロジェクトに昇格したと発表した。

 Apache Kylinは、Apache HadoopにSQLインターフェースと多次元分析(OLAP)機能を提供するオープンソースの分析エンジンで、ペタバイト級の大規模なデータセットの分析を可能にする。対話的な分析を1秒未満のレイテンシで実行できる点が特徴で、TableauやExcelのような既存のBI(Business Intelligence)ツールと組み合わせて利用することもできる。


Kylinの全体像 内部的にはSQLインターフェースであるApache Hiveや分析キューブ用にHDFSを使っている(出典:Apache KylinプロジェクトのWebサイト)

 Kylinはもともとは米イーベイで開発されていたもので、2014年11月にASFの「Apache Incubator」になっていた。

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